2016年11月10日

温湿布療法

ひどい痛みではないものの、慢性的に腰や肩がつらい方、
特に冷えると症状の悪化する方に
ぜひおすすめなのが、温湿布療法です。

今回はこんにゃくを使う方法と、
ショウガを用いる方法を紹介します。

こんにゃく温湿布療法

こんにゃくを使った温湿布の特長は、
温かさが持続すること(15〜20分)、
湿熱のため内部への浸透力が強いので
よく温まり、冷めにくいのが特長です。

特に、腰やおなかなど
平らで広い面を温めるには最適です。

用意するもの
@角こんにゃく(なるべく厚めで大きいもの、小さいものなら2枚を重ねて使用します)
A乾いたタオル3〜5枚

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やりかた
沸騰したお湯で10〜15分、こんにゃくをグツグツと煮たあと
タオルに包みつらい部分に当てます。
熱くなれば、場所をずらしたり
タオルをもう一枚多くしたりして、
熱さを調節してください。
※やけどにご注意ください。

生姜蒸しタオル温湿布

熱いお湯にショウガの絞り汁を入れ、
やけどをしないようにゴム手袋をはめて蒸しタオルを作ります。
ショウガは血管を拡張させ血流を良くしてくれます。

患部の芯が温まるまで何回か繰り返します。
蒸しタオル温湿布は肩や膝など、
こんにゃく温湿布がやりにくいところも簡単にでき、
準備も簡単で手軽にできます。

なお、ショウガは入れすぎると皮膚がピリピリしますので、
初めは少なめから始めて下さい。

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2016年10月15日

効果的な手洗い、うがいのポイント

この数日、急に寒くなりました。
風邪をひかないよう、ご注意ください。

昼夜の温度差が大きくなると自律神経が乱れ、免疫力が低下します。
それに加えて、温度低下で空気が乾燥するとウイルスが活性化します。
こうしたことで風邪をひきやすくなります。

1日5回以上手洗いをする人は風邪を引く可能性が45%減少するというデータがあります。
それくらい手洗いは予防に効果があります。

忙しいときは流水でさっと洗うだけでもよいのですが、
人混みや病院など感染リスクの高い場所から帰宅した際には
洗剤などで丁寧に洗いましょう。

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石鹸などの界面活性剤は付着したウィルスを落としやすくします。
泡立てながら15〜20秒かけて手の甲や指の間、
指先、爪、手首まで洗うことがポイントです。

石鹸はウイルスを殺菌してくれると思いがちですが
ごく一部の石鹸を除いては殺菌作用はありません。
泡立てることでウイルスを皮ふ面から浮かせています。

皮膚から剥がして浮き上がらせたあとで
流水でしっかりと洗い流す、
洗い流しが足りないと皮ふ面に残ってしまいます。
そういう意識でやると効果がよいでしょう。


うがいも数回に分け、口の中のうがい(すすぎ)と
ノドのうがいというように分けておこなうと、効果が上がります。

CHPR008.jpg

ウィルスは口を経由しての感染よりも
鼻孔を通っての感染が多いので
鼻うがいを併用すると格段に効果がアップします。
1日1回、帰宅後や就寝前がおすすめです。

正式には鼻から入れた水を口から出すことによって
鼻腔内と咽喉部の付着ウィルスを洗い流すわけですが、
コツが要りますので難しい方はすすぐだけでもいいと思います。

専用の器具と洗浄水が薬局でも売られています。
洗浄水は水道水でもいいのですが塩分がないために
鼻腔の奥でしみます。

1リットルの水に9グラム位の塩を溶かした
食塩水で洗うと痛くなりません。

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posted by かもめ at 16:31| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 医学全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月09日

迷いコウモリ(蝙蝠)

夜帰宅すると妻が開口一番、
「変なのがトイレに居る。コウモリみたい。」

私は蛇とか蜘蛛とかが大の苦手だが、その次あたりにキライな部類。
そうでないことを願いつつ、
そーーっと少しずつドアを開けて入ってみた。

・・・いた。

数センチ角位の平べったい真っ黒な塊が、壁に張り付いている。
羽を広げたら10センチくらいはありそう。
コウモリのイメージだと天井からのぶら下がりポーズだが
頭を上にして、しがみつくように壁にへばりついている。

コウモリ イラスト.jpg

どこから入ってきたのかは不明だが、とにかく追い出さねば・・・。

近くに小さな川があり、日暮れに飛び回る姿を見たことはあった。
でも、こんな近くでまじまじと見たことはなかった。
テレビなどでアップの映像を見たことはあるが、
怖さ、気持ち悪さのイメージしか無い。

触りたくないので、透明のビニール袋で捕獲することにした。

袋の口を、そーーっ、と気付かれないように近づけていった。
(たのむから飛ばないで・・・。 じっとそのまま・・・。)
あと少し・・・、
とその時、首がくるっとまわって目と目があってしまった。

初めてコウモリの目を見たが・・・、  案外つぶらだった。(笑)
よーくみるとちぃさく震えている。
こっち以上に向こうも怖かったのか・・。
そりゃそうだよな、変なのが袋持って近づいてきてるんだから。
しかも煌々と明るい電気の下で・・・。

震えるコウモリを見てなんとなくかわいそうになった。
よくみると、いかにも小さい。
子どもかもしれない。
だからトイレの換気口の細いスリットを通れたのかも。

気持ちに余裕ができたせいか、ゆっくり静かに袋に捕獲できた。
少しパタパタしたが、すぐに静かになった。

仲間がいるであろう川の近くで放してやると、
少しよたよた飛びながら、闇に紛れて消えていった。

今回の騒動で、多少、コウモリのイメージが好転しました。(笑)


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posted by かもめ at 10:32| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ・日々の雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月04日

夏バテの回復と秋バテ予防

猛暑だった今年の夏。
熱中症で運ばれた方は全国で数万人にのぼりました。

残暑と秋の涼風で温度差が
日ごとに大きくなってゆくこの時期の夏バテは
「秋バテ」ともいわれます。

夏バテが食欲不振などの胃腸症状が主なのに対し、
秋バテは、加えて頭痛や不眠などの
自律神経の不調や体のあちこちの痛みなども出現します。

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夏バテの回復法と
秋バテの予防・対策をまとめてみました。


(食事)
夏の冷飲食で弱ってしまった胃腸を回復させるために
、朝夕は温かい食事を摂りましょう。

根菜類を入れて煮込んだスープや豚汁、
具だくさんの味噌汁などは体を温めるとともに、
ビタミンなどの補給に効果があります。

秋の味覚、栗は「温性」の食品で身体を温める働きがあり
、生命力を補い、強壮作用があると言われています。

ビタミンB1やビタミンCもかなり多く、
夏バテの回復に役立ち、
抵抗力を高めてカゼの予防にも役立ちますので
適量を摂るとよいでしょう。

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お酒もキンキンに冷えたビールを減らし、
常温でもおいしい日本酒やワイン、焼酎に
少しずつ切り替えてゆきましょう。

(入浴・睡眠)
夏、シャワーのみで過ごしていた方も、
ぬるめでよいですから湯船につかるようにしましょう。

ぬるめのお風呂にゆったりとつかると
自律神経が副交感優位になり、熟睡しやすくなります。

初秋は明け方の気温がガクンと下がりますので、
薄手でよいですから長袖のパジャマがよいでしょう。

(運動や生活全般)
暑さで運動を控えていた方も、
少しずつ運動で汗をかくようにしましょう。

夏の生活習慣を見直し、生活全般を
「秋モード」へと移行させていきましょう。

そして、初秋はそもそも身体の調整期です。
たまにはダラ〜ンとした休日も必要です。

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自分の体と会話しながら夏の疲れを癒し、
来るべく冬に向けて体調を整えてください。
健康はちょっとした事柄の積み重ねだと思います。

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posted by かもめ at 15:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 医学全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月25日

酷暑で疲れた体力を回復する食材

今年は台風が少ないなぁ、と思っていたら
お盆明けを待っていたように、次々と襲来です。
台風は気圧の変動で自律神経も乱します。
体調にはお気をつけください。

8月もこの時期になると、
朝夕はだいぶ涼しくなります。
この気温差が大きくなる頃に
夏の疲れが出る方もおられます。

今回はその対策として
「酷暑で疲れた体力を回復する食材」
というテーマで書いてみたいと思います。


まず、過労蓄積や夏バテによるだるさには、

玄米、黒大豆、えんどう豆、松の実、
ニラ、にんにく、山芋、ハスの実、
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うなぎ、烏骨鶏(うこっけい)、
スッポン、エビ等が有効です。
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これらの食材を積極的に使うことにより、
より早く回復できます。

たとえばニラは、別名「起陽草」と呼ばれ、
その強壮作用はにんにくにも負けません。

また、山芋は体力増強、胃腸強化のほか、
耳や目の衰えにも効果あり、漢方薬の材料にもなっています。
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posted by かもめ at 19:11| 神奈川 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 食事療法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月09日

熱中症対策(2)予防のポイント

≪熱中症予防のポイント≫

 @水分の摂り方に注意 
水分の補給には、水だけでなく塩分とミネラルが必要です。
スポーツドリンクが最適ですが、
最近は塩飴や塩キャンデーなども市販されています。
持ち歩くと、いざという時に便利です。

冷たいものより常温で、
少量ずつ飲むと吸収が良くなります。
のどの渇きを覚える前の水分補給が理想的です。

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夏場の夜はけっこう汗をかきますので、
就寝前にも少し摂り、
枕元にも置いておくといいでしょう。

 A熱中症が増える時間帯

午後2時〜5時、午前10時〜11時が
発症しやすい時間帯といわれています。

暑い日のこの時間帯は炎天下の外出はを避け、
出かける場合は対策をしてください。
室内ではエアコンも適度に使用することが大切です。

 B熱中症対策グッズを活用する 
最近はひんやりスカーフやタオル、冷たい帽子など
対策グッズがたくさん出回るようになりました。
併用すると熱中症の予防にかなり役立ちます。

 C早めに病院へ
熱中症予防のポイントをいくつか述べましたが
最後に、
異変を感じたら早めに受診や電話なりして
我慢しないことです。

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意識を失ってしまうと危険です。
また、熱中症は回復した後もひと夏の間は
体調が良くないようですから・・・。

とにかく予防が一番です。


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posted by かもめ at 13:48| 神奈川 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 医学全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月04日

熱中症対策(1) 熱中症のレベル分類

昔に比べ夏が暑くなり、熱中症で倒れる方が増えています。
戸外だけでなく室内で発症するケースも増えており、
油断は禁物です。


熱中症は症状の程度によって3つに分類されます。 

 @ 熱疲労   
頭痛やめまい、吐き気、脱力感などに襲われ、
顔色が青ざめて脈が速くなります。

これは水分不足によって脱水症状が起き、
血管が急激に拡張するために血圧が低下し、
脳への血流不足が起きているためです。

A 熱けいれん 
大量の汗をかいたのに水しか飲まず、
塩分が補給されない場合によくおこります。

血液中の塩分濃度が下がりすぎると、
塩分を多く必要とする筋肉、
特にふくらはぎや腕、お腹の筋肉に
痛みを伴う強いけいれんが起こるようになります。

水を飲んでいるからといって安心はできません。
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 B 熱射病   
熱中症でも最も症状が進行した状態で、
体温が40度を超えるなど、
体温調節機能がマヒして汗もかけなくなってしまい、
暑いのに皮膚は乾燥していたり、
反応が鈍くなったり意識が低下するといった
さまざまな意識障害が起きてきます。


症状によっては
救急搬送が必要です。 


@の「熱疲労」やAの「熱けいれん」のレベルでは、
涼しい場所に運んで衣服をゆるめ、
水分や塩分を補給すれば症状は回復してゆきます。

しかし、Bの「熱射病」が疑われる場合は
すぐに救急車を呼んでください。
死亡率が高いのがこの熱射病で、
処置が遅れると命にかかわります。

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救急車が到着するまでの間も、
濡れタオルを当てたり、水をかけて冷やしたりして、
できるだけ体温を下げることが大切です。
また、意識がない状態で無理に水を飲ませてはいけません。

熱中症予防のポイントを次回で書きたいと思います。

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posted by かもめ at 13:46| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 医学全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月01日

夏期臨時休診のお知らせ

8月14日(日)〜18日(木)は

臨時休診とさせていただきます。

厳しい暑さが続きます。

お体に気をつけてお過ごしください。

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posted by かもめ at 20:01| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ・日々の雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

夏バテ予防にクエン酸

いよいよ関東も梅雨明けしました。
カラ梅雨気味で結構暑い日々もありましたので、
今年の夏はもういいや、って感もあります。

そこで今回は夏バテ予防にクエン酸という話。

人間の活動エネルギーは主にご飯やパンなどの炭水化物ですが、
食べてそのままエネルギーになるわけではありません。

腸で吸収・分解され、肝臓で再合成されて
血液に乗って全身の細胞に運ばれます。

細胞内でもいくつかの過程を経て
最終的にATPという物質に変わってはじめて
体のエネルギー源になります。

その際、乳酸という副産物が発生します。
物を燃やすと煤(すす)が出ますが
そのようなものと考えてください。

この乳酸は疲労物質として知られており
時間とともに有害物質に変化してゆきます。
筋肉中に蓄積すると筋肉が緊張し、
こわばった状態になり肩こりや筋肉痛を起こします。

乳酸が全身に行き渡ると
体が酸性化に傾き全身疲労を感じます。
これが夏バテの一因になります。 

この乳酸を分解して水と二酸化炭素に変え、
体から排出させてくれるのがクエン酸です。

クエン酸は酸っぱい食品に多く含まれます。
たとえば梅干、醸造酢、レモンなどです。

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昔から「酸っぱいものを食べると疲れが取れる」
と、いわれますが、先人の知恵は素晴らしいものです。

クエン酸をしっかり摂って
今年の夏を元気に過ごしたいものです。

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posted by かもめ at 18:20| 神奈川 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 医学全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月24日

夏の到来!

まだ、梅雨は明けていませんが
小田原でも蝉が鳴きはじめました。
ひまわりも満開です。

市内のひまわり畑
    ↓
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夏が来た!って感じです。
熱中症など体調不良で救急搬送される方が
去年よりハイペースだそうです。

おたがい、気をつけましょうね。

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posted by かもめ at 11:24| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ・日々の雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする