突発性難聴に朗報(その2)に戻る
突発性難聴に朗報(その3)に戻る
突発性難聴に朗報(その4)に戻る
突発性難聴に朗報(その5)に戻る
この数年、試行錯誤をしながら臨床を積み重ねて感じることは、
とにかく
早い段階で集中治療をすることでかなり治る
ということです。
とくに発症してから日が浅く、
かつ難聴の程度が比較的軽い場合は期待できます。
では、期間が過ぎてしまった方は望みがないのかというと、けっしてそうではありません。
時間や回数はかかりますが、そういう方の中にも効果が出る場合があることが分かってきましたので、
希望を持って相談をしていただきたいと思います。
集中治療といっても、具体的にどれくらいの回数や期間がかかるのか、
そのへんが気になるところだと思います。
基本的には1日1回の治療を休診日を除いて毎日、
というのが望ましいと考えていますが
皆さんの状況が一人ひとり違いますので、よく話し合って治療計画を決めています。
たとえば、時間が取れる方で、予約の枠がある場合には
1日2回の治療(午前と午後)も可能です。
遠方からこられている方や、仕事の関係でなかなか時間が取れない方もおられるわけで、
症状の程度や発症後の経過日数も考えて治療計画を決めることになります。
とにかくスタート時の集中治療が成果を出す一番のポイントです。
こうした経験の中から得たベースプランが下記です。
このやり方を取り入れてから治療率、効果率が向上しました。
@発症後3週間以内の場合
まず、可能な限り短期間で10回の集中治療を行った後に聴力検査を受ける。
その結果、改善がみられる場合はさらに集中治療を20回行った後、再度検査を受ける。
改善が見られない場合は週2回を4週間実施した後に再度検査を受ける。
これでも改善が見られない場合は、症状がかなり固定化されつつある状況と考えられます。
しかし 突発性難聴に朗報(その4) でも書きましたが、可能性が全くなくなったわけではありません。
根気良く継続が必要な状況であることを理解していただいたうえで、
もう少し継続をしてゆくのか、治療をいったん終了するのか、
その辺は最終的には患者さんの判断となります。
A発症後3週間を超えている場合
可能な限り短期間で20回の集中治療を行った後に聴力検査を受ける。
その結果、改善がみられる場合はさらに集中治療を20回行った後、再度検査を受ける。
改善が見られない場合は週2回を4週間実施した後に再度検査を受ける。
これでも改善が見られない場合について、さらに継続するかどうかの判断は
@の場合と同様に患者さんに決めていただくことになります。
この@とAの治療プランはあくまでもベースプランであり、状況により柔軟に対応しています。
治療効果の出方はケースバイケースですので、検査の結果だけでなく
ご本人の自覚症状もうかがいながらその先の治療計画を修正していきます。
発症して病院での治療(入院もしくは通院)で
だいたい1週間を費やします。
そして、その後の2週間がとても大切な時間です。
悩んでいる間にも時間は過ぎてゆきます。
迷っている間にも症状の固定化は進みます。
1日でも早い治療スタートの重要性を訴えたいと思います。
突発性難聴について、ホームページに詳しい特集がありますのでこちらも参考にしてください。
→トピックス『突発性難聴と鍼灸治療』
Produced by かもめ針灸治療室
健康だより一覧へ ツボ療法一覧へ


