2015年12月01日

体外受精での採卵と鍼灸(ハリきゅう)

今回は体外受精における採卵と鍼灸治療についてです。

採卵前日は鍼灸治療は控えたほうがいいと個人的には思います。
理由は鍼灸治療の刺激で排卵してしまうことを防止するためです。
採卵の前々日は大丈夫です。

採卵はある意味手術ですから、いろいろ準備が必要です。
その採卵日時が狂ってしまってはまずいわけです。

採卵当日も鍼灸治療は避けたほうがいいと思います。
採卵は小さいとはいえ、体に傷を負います。
麻酔が切れた後は痛みが強い方もいらっしゃいます。
当日はゆっくり自宅で休んでください。

IP08_I01.JPG

体外受精の準備、つまりホルモン剤の注射や服用は生理終了前後からスタートするようです。
自然周期ですと生理終了から14日前後が排卵ですが、排卵誘発剤を使うことにより早まります。
その辺はケースバイケースですから、こまめに卵胞チェックをしながら採卵日を決めていくことになります。

こうした準備期間にも鍼灸治療をすることは卵の発育だけでなく、子宮内膜の良好な状態を作り上げる手助けになります。
生理中も本人が嫌でなかったら、鍼灸は定期的に行うと良いと思います。

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2015年09月04日

自然妊娠と鍼灸(ハリきゅう)

妊娠成立の第一歩は受精です。
そのためには精子と卵子の出会いのタイミングがなにより重要です。
この資料をお二人でお読みいただいて、共通の認識を持っていただけるとうれしく思います。

排卵日が一番妊娠しやすいと思われがちですが、実は排卵日の2日前がベストです。
次に確率が高いのが排卵日の前日、その次が排卵日当日となります。
ASRM(アメリカ生殖学会)委員会の報告書のデータもそうなっています。

精子の寿命は2〜3日ありますが、卵子は約24時間しかありません。
排卵の瞬間は本人さえ感じませんし、排卵日も予定日から前後に最大各2日ずれることがあります。
こうしたことを踏まえ、当治療室でおすすめしているタイミングの取り方は

排卵日予定日の2日前と排卵予定日当日の2回です。

精子が受精場所へ先に行き、卵子が来るのを待っている状態が最も良い状況です。IP08_I09.JPG 
排卵予定日の2日前のタイミングというのは、排卵が早まった時にも出会えるからです。
予定どおりの2日後に排卵が来てもまだ精子は生きていますし、2回目のタイミング実施で
排卵が遅れた場合にも出会えます。
つまり、精子は排卵予定日をはさんで5日間待ち受けできるわけです。

排卵日予定日の2日前と排卵予定日当日に加え、さらに2日後の3回行えるようであれば、
精子は7日間絶え間なく卵子を待ち受けできる状況を作れることになります。

たとえば、月曜日にタイミングを取ったら水曜日まで精子は生きています。さらに水曜日と金曜日にタイミングを取れば、月曜から日曜までずっとチャンスが続くことになります。
多少の排卵日のずれを気にする必要は無くなります。

鍼灸治療のペースは

週1回を継続しながら、排卵の頃、もしくは着床の頃に1回追加

で良いと思います。

最後に、
排卵前後のタイミングのために普段は禁欲したほうが良い、という誤解があります。
これは逆効果です。
日ごろから定期的に仲良くすることにより、精子もフレッシュで活発な状態になりますし女性も生殖機能が活性化します。

良い卵子ができるよう、着床がうまくいくよう、そちらは鍼灸でしっかりサポートしていきますので、なるべく多くチャレンジしてください。
待望の赤ちゃんが授かるよう、一緒に頑張っていきましょう。

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2015年06月17日

妊娠しやすい食生活(3)

日本経済新聞出版社刊 「妊娠しやすい食生活」 で紹介された
7つのポイント解説、後半です。

妊娠しやすい食生活(2)に戻って、前半を読む

妊娠しやすい食生活(1)に戻って読む

4.植物性タンパク質を多く摂り、動物性タンパク質を減らすこと。

IP03_M04.JPG1日25g分の動物性タンパクを植物タンパクに変えるだけで
不妊リスクが50%減少することが分かりました。
ただしこれもバランスの問題で、動物タンパクもある程度は必要です。
偏り過ぎないようにご注意ください。


5.葉酸やビタミンB群を含むマルチビタミンのサプリメントを摂取すること。

葉酸(ようさん)はビタミンの1種です。
細胞分裂をする際、DNAを複製するのに必要な栄養です。
名前からも連想できるように、野菜に多く含まれています。
アスパラガス、えだまめ、オクラ、ブロッコリー、
ほうれんそうなどが多いようです。

通常は食事からの摂取で間に合うのですが、妊娠中、特に初期は2倍くらい摂らないと不足がちになります。
不足すると不妊リスクだけでなく、胎児の先天性異常のリスクも高まるといわれています。
その他のビタミンやミネラルも必要量が増えます。

特にビタミンはB群が、ミネラルは亜鉛、鉄分が不足がちになります。
食品から摂るのが理想ですが、含有量が微量ですので IP03_A38.JPG

サプリメントで補うのが効率的と思います。

これらの栄養素は男性側も不足しがちなので、
2人で一緒に摂ることで飲み忘れも減り、共通の意識も高まると思います。


6.水を十分に飲むこと。コーヒー、紅茶は控えめに。
  砂糖入りの清涼飲料水は飲まないこと。

コーヒー、紅茶はさほど神経質にならなくても大丈夫ですよ。
1日数杯までならOK。
アルコールは1日1杯か、2日に1杯くらいなら問題ありませんが
妊娠後は避けたほうが賢明です。

砂糖入り清涼飲料水は肥満や血糖値の変動をもたらしますので
常飲習慣は不妊リスクが増加します。

7.体重をコントロールすること。太り過ぎているようであれば、
排卵障害の改善のために体重の5〜10%を減量すること。
1日30〜60分、からだを動かすこと。
何もしていない人は運動を始めること。


適正体重の指標としてBMIというのがあります。 計算式は
BMI= 体重(s)÷( 身長(m)× 身長(m))

CHNU013.jpg
数値は22くらいがベストで、20〜24であれば問題なしです。
24を超えると肥満傾向、20以下だと少しやせ過ぎです。
やせ過ぎもホルモン分泌異常や着床しにくくなったりと不妊リスクが増えます。
将来の健康のためにもできる範囲で努力しましょう。

ただし、無理なダイエットは逆効果になります。
個人差ももありますので、BMI数値にこだわり過ぎないようにしてくださいね。


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2015年06月14日

妊娠しやすい食生活(2)

前回は「妊娠しやすい食生活」で大切な7項目を挙げました。
今回は各項目について簡単に解説を加えますね。
無理せず、できるところから始めると良いと思います。

妊娠しやすい食生活(1)に戻って読む

1. 全粒粉など、精製度の低い穀類を選ぶこと。
  食後の血糖値を急激に上げるような精製された炭水化物は減らすこと。


全粒粉とは胚芽や表皮をつけたまま粉にした小麦粉のことです。IP03_L21.JPG
胚乳だけを使って粉にした小麦粉に比べ少茶褐色を帯びていますが
ビタミン・ミネラル・繊維質を多く含んでいます。

繊維質を多く含んでいますので急激な血糖値上昇が抑えられます。
血糖値の変動が大きすぎるとホルモン分泌を乱し、排卵しにくくなるといわれます。
ですからお米も白米より玄米や麦ごはんなどがベターです。
栄養バランスの面も優れます。


2. オリーブオイルのような不飽和脂肪酸を多く摂り、
  加工食品やファストフードなどに含まれるトランス脂肪酸は避けること。


不飽和脂肪酸は植物や魚に多く含まれ、善玉コレステロールを増やす作用で有名ですね。
特にオリーブ、アボガド、ナッツ類、青魚、豆などに含まれるIP03_H19.JPG
オメガ3類オイルが妊娠のために良いというデータが出ています。

動物性の脂は飽和脂肪酸が多く、摂り過ぎると悪玉コレステロールが増えて
血管内に沈着したり動脈硬化の元になります。
ただし、あくまでバランスの問題ですので極端に偏ってはいけません。
動物性油脂も適量は必要ですよ。

問題になるのが「トランス脂肪酸」という脂です。
トランス脂肪酸の多くは、植物油を加工する時にできます。
植物油は基本的に常温で液体です。
植物油を固形化する時に水素を添加して硬化させる工程で生成します。
たとえばマーガリンやショートニングなどの食品には多く含まれます。

トランス脂肪酸の害としてはFOD041.jpg
心臓や動脈に悪影響を与えたり、アレルギーを発症しやすくなり、
不妊や流産のリスクも高まることがわかってきました。
妊娠のためだけでなく、将来の健康のためにも
なるべく避けたほうがベターでしょう。


3. 牛乳、あるいはヨーグルトやアイスクリームは無調整のものにすること。
  スキムミルクやカッテージチーズ、フローズンヨーグルト等の
  低脂肪(無脂肪)乳製品の摂取は 回数を減らすこと。


一見、低脂肪(無脂肪)乳製品のほうが健康面でよさそうですが、
低脂肪の牛乳を飲むと男性ホルモンが過多になり、
卵胞の成熟や排卵の障害になることが指摘されています。

脂肪分を取り除く過程で、脂肪に存在するホルモン、FOD044.jpg
たとえばエストロゲンやプロゲストロンなどが除去されてしまい、
結果的に不妊のリスクが高まるようです。
妊娠希望の方は無調整の製品がベターなようです。

4〜7の項目については次回にしますね。

妊娠しやすい食生活(3)を読む

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2015年06月09日

妊娠しやすい食生活(1)

ハーバード大学が8年の歳月を費やして集めたデータをもとに、妊娠しやすい食生活についてのレポートを発表しています。
それを本にしたのが、日本経済新聞出版社から出された『妊娠しやすい食生活』です。

この調査は全米で18000人の女性看護師の食生活と妊娠の実態を詳細に追跡調査したもので、
科学的根拠に基づいた画期的な報告書といえます。

膨大なデータの中で浮かび上がってきたのが、7つのポイントです。。妊娠しやすい食生活.JPG

これらの項目は妊娠をめざすうえで食生活上、特に重要なファクターで、
できるところから改善していけば不妊のリスクを減らせると著者は断言しています。

1.全粒粉など、精製度の低い穀類を選ぶこと。
 食後の血糖値を急激に上げるような精製された炭水化物は減らすこと。

2.オリーブオイルのような不飽和脂肪酸を多く摂り、
  加工食品やファストフードなどに含まれるトランス脂肪酸は避けること。

3.牛乳、あるいはヨーグルトやアイスクリームは無調整のものにすること。
  スキムミルクやカッテージチーズ、フローズンヨーグルト等の低脂肪(無脂肪)乳製品の摂取は
回数を減らすこと。

4.植物性タンパク質を多く摂り、動物性たんぱく質を減らすこと。

5.葉酸やビタミンB群を含むマルチビタミンのサプリメントを摂取すること。

6.水を十分に飲むこと。コーヒー、紅茶はひかえめに。
  砂糖入りの清涼飲料水は飲まないこと。

7.体重をコントロールすること。太り過ぎているようであれば、
排卵障害改善のために体重の5〜10%を減量すること。
1日30〜60分、からだを動かすこと。
何もしていない人は運動を始めること。

         (日本経済新聞出版社刊  「妊娠しやすい食生活」より抜粋


次回は各項目について、簡単に説明を加えたいと思います。

妊娠しやすい食生活(2)はこちら 


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2015年05月06日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その10 シリーズの最後に

不妊症と鍼灸(はりきゅう)その1に戻って読む 
不妊症と鍼灸(はりきゅう)その9に戻って読む


不妊症について、大まかなことを書いてきました。
まだまだお伝えしたいことがたくさんあるのですが、
きりがないので(笑)、10回目の今回でいったん終了いたします。

これ以上細かなことについては、おひとりおひとり状況が違うと思います。

そこで先日、ホームページ内に

 掲示板(BBS)   を設置しました。

メール相談も受け付けておりますが、掲示板投稿による相談にも対応したいと思っています。
クリニックでお医者さんに聞けなかったことや鍼灸治療の詳しいことなども遠慮なくどうぞ。

掲示板ですと他の方も一緒に見られますので、情報の共有もできます。
どうぞ、ご活用ください。(不妊症以外のこともOKです)

そしてもうひとつ。

 フリーマガジン『ジネコ』   をご存知でしょうか?

ジネコ.JPG

これは不妊症関連の記事がとても詳しく書かれている雑誌です。
会員登録をすると、送料も無料で自宅に届けてくれます。

私もこのジネコからいろいろ有用な情報を得ています。
とてもフリーペーパーとは思えないほど内容が充実しています。

最後に、がんばっている皆さんへ励ましを兼ねたちょこっとアドバイス!

◆ 自然妊娠やタイミング法でチャレンジ中の方へ

  もっとも妊娠しやすいタイミングは排卵予定日の2日前、

  その次は予定日の1日前。 

  その次が排卵予定日。

  というデータが出ています。

  つまり、排卵予定当日は一番確率が低い 

  という意外な結果ですね。

  これは精子の生存期間と排卵のタイミングの微妙な問題からくるようです。

  こうしたことから考えると
  
  排卵予定日の2日前と、予定日当日の2回チャレンジが

  妊娠の確率をグンと高めると思います。

 IP08_I10.JPG

◆ 体外受精や顕微授精でチャレンジ中の方へ

  体外受精も4回目以降になると、精神的にも肉体的にも疲れがたまってきます。
  つらいな、と思ったら一度ゆっくり休んでリセットするのも有効ですよ。
  
  急がば回れ、ということわざもあります。
  とにかく母体の状態が良くないと、着床や生育がうまくいきませんからね。

  
  さきほど紹介した『ジネコ』を読むといろいろ励まされますよ。

CDGY006.jpg


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2015年05月03日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その9 東洋医学からみた不妊症

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その1に戻って読む
不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その8に戻って読む

シリーズの前回までは主に西洋医学の立場から見た不妊症の話でした。

今回は東洋医学から見た不妊症です。

難しい話は割愛してザックリ述べてしまいますと、
妊娠に一番関係が深いのは
 『腎経(じんけい)』というツボの流れ  になります。

正式名称は『足の少陰腎経(あしのしょういんじんけい)』と呼ばれます。

体には14本のツボの流れがありその中の1本なのですが、
この『腎経』の働きが弱いと不妊症につながりやすいと考えられます。

経絡図.jpg
勘違いしないでいただきたいのですが、『腎経』の『腎』と『腎臓』は同じではありません。
腎臓はあくまで臓器そのもの を指しますが、『腎経』の腎は
腎臓機能も含めて、からだのいろいろな機能をコントロールしているシステム

と考えてください。

具体的に『腎』が関わっている機能を挙げますと

@ 発育、老化、生殖をつかさどる
A 水液代謝をつかさどる
B 呼吸作用の補助をする
C 骨をつかさどり、髄を生じ、脳を充たす
D 耳と二陰に開竅(かいきょう)
E 腎は腰の府

これを見ると、西洋医学で言うところの腎臓とかなり違いますね。

(詳しく知りたい方はこちら ⇒「腎と腎臓のちがい」  をごらんください。)

@で出てくる「発育、老化、生殖をつかさどる機能」が腎の大きな仕事のひとつです。
つまり命の誕生や成長、老化、そして命の終焉までをつかさどっているのです。

もう少し具体的に挙げますと、女性の月経や妊娠、出産にかかわる症状、
生殖能力の盛衰なども関わってきます。

最近、アンチエイジングが話題になりますが、これも腎が重要なカギを握っています。

興味のある方はこちら ⇒ アンチエイジングと鍼灸

極論すれば、不妊治療の最大のポイントはこの

腎の状態をいかに良くしてやるか

に尽きます。

あとは『肝経かんけい)』『脾経(ひけい)』『膀胱経(ぼうこうけい)』『肺経(はいけい)』
『任脈(にんみゃく)』『衝脈(しょうみゃく)』などを必要に応じて加えます。

不妊治療における鍼灸の役割は、

母体の健康状態を良くして、質の良い卵の成育を助けたり、
精子との受精能力を高めたり、子宮内膜に着床しやすくしたり、
男性の場合は精子の状態を改善したり、

ということになります。

西洋医学の高度生殖医療がピンポイントの攻めの治療と考えると、
鍼灸はそれがうまくいくように

縁の下から持ち上げる治療

といえます。

当然ながら、自然妊娠が可能なカップルな場合は
鍼灸のみでも十分妊娠までサポートできると思います。

IP08_I37.JPG

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その10 を読む


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2015年04月29日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その8 不妊治療でなかなか結果が出ない方へ

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その1 に戻って読む

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その7 に戻って読む


妊娠希望で鍼灸に来られる方は、1〜2年不妊治療で医療機関に通院中の方が多いです。
なかには、3〜4年も通院したがなかなか結果が出なくて相談に来られる方もおられます。
初めから鍼灸だけで妊娠をめざそうという方もおられますが、少数ですね。


近年の高度生殖医療の進歩は目覚ましいものがあります。
それを考えると、高度生殖医療による妊娠の確率はもっと高くてもいいはずなのですが…。

薬を使って卵を大きくしたり成長スピードを速くしたりもできます。
数を増やしてまとめて採卵し、使わない分は凍結保存できます。
これにより、1回の採卵で何度も移植が可能になります。

精子や卵子の選別もできます。
顕微授精という、まさにピンポイントの受精も可能になりました。

そうした最先端の医療技術でもなかなか結果が出ない。

体外受精で分割胚や胚盤胞まではうまくいっても、子宮に戻してからの着床や成長の段階でうまくいかない。
なんどやっても、妊娠までこぎつけなかったり途中で生育が止まってしまう。

なぜなんでしょうか。

考えられる要因は2つです。

CDGY003.jpg

ひとつは移植技術の問題。

医療機関ごとの人工受精の成功率はあまり差がないようですが、体外受精の場合はけっこう差があるようです。
低い所は10%台なのに高い所は30%台あります。

クリニックや病院を決める際には、その辺の情報も調べておくことが大切です。
それプラス、先生との相性も重要ですね。


もうひとつは母体の状態。

具体的に言うと子宮や卵巣などの状態が思わしくないような場合です。

不妊治療ではたくさんの薬を飲んだり、注射をしたりします。
採卵では卵巣に穿刺して採取しますので、母体が傷つきます。

こうした肉体面の負担に加え、通院時間の確保や経済的負担、仕事、家事の時間的負担などが
精神面にも影響を及ぼしてきます。

早めの周期で妊娠できればいいのですが、妊娠成立まで周期が重なるうちに、だんだんと疲労が蓄積されてきます。

高度生殖医療は攻めの治療ゆえに、長引くと子宮や卵巣の状態を悪くさせることがあります。
子宮内膜の状態が悪ければ、いくら受精胚を移植しても定着がうまくいきません。
また、疲れた体では良い卵自体できにくくなりますよね。

CHTI037.jpg

攻めの治療と並行して、

子宮や卵巣の状態を改善させよう

というのが不妊鍼灸です。

場合によっては高度生殖医療を少しお休みをして、心身をストレスから解放させるのも良いと思います。
その間に鍼灸治療で良い状態に整えてから再開したところ、すんなりと妊娠できたという例もあります。

心身疲れ切ってしまう前に、鍼灸を併用して成功率を高める選択もアリですね。
どんな形にせよ、最終的には自分の子宮で育てる以上、よりベターな体調維持が基本なのですから…。

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2015年04月23日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その7 不妊治療費用の助成制度について

不妊症とハリ灸(その1)に戻って読む

不妊症とハリ灸(その6)に戻って読む



正式には『特定不妊治療費助成事業』といって、国がやっている事業です。

したがって、全国47都道府県どこでも申請することにより助成を受けられますので、知っておいて損はない制度です。

なお、「特定不妊治療」とは
体外受精・顕微授精・凍結胚移植などの高度不妊治療(生殖補助医療:ART)をさします。
つまり、タイミング法などの一般不妊治療や保険の効く検査費用は適用になりません。
(そのかわり医療費控除の対象には加えられます。)

鍼灸治療は社会保険は使えませんが、医療費控除の対象になります。
(医療費控除は年間10万円を超えた分が所得から控除されますので、忘れず控除を受けましょう。)

特定不妊治療の助成制度には世帯所得の上限や、年齢による助成回数の違い、治療内容により助成額の違いなどがあります。

詳しくはこちら 

この『特定不妊治療費助成事業』は地方自治体により上乗せ制度もありますのでお住まいの地域の役所に問い合わせるとわかります。

神奈川県の場合はこちら 

IP08_I33.JPG


今後、高度生殖医療による妊娠、出産の増加傾向はさらに強まると予想されます。

前回でも述べたように、高度生殖医療での通院が長くなると、経済的負担・肉体的負担・精神的負担などが増えて、途中で断念せざるを得ない方も多いようです。

そのため、高度生殖医療期間はなるべく短期間が望ましいと思います。
心身が疲れ切ってしまわないうちに、鍼灸を併用してなるべく短期で妊娠をめざすことが大切です。

こうした観点からも鍼灸の役割はさらに重要になってきます。

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2015年04月18日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その6 鍼灸の役割

不妊症とハリ灸(その1)に戻って読む

不妊症とハリ灸(その5)に戻って読む


理由その2の続きです。

実は体外受精からは費用が大幅に増えます。

人工受精は例えて言うならば、お見合いのお膳立てはするけれど、あとはお二人さんの自然の成り行き任せでした。

体外受精は違います。
卵巣から卵子を採取してきて、精子を振りかけて受精させ、培養液の中で細胞分裂を確認して、受精卵(胚といいます)を子宮に移植する方法です。

つまり、高度な技術とノウハウが必要になるために、費用が跳ね上がります。
たとえば採卵費用は20〜30万円程度、受精した胚を子宮に戻す移植は5〜10万円程度、というように料金が上がります。

顕微授精という、卵子の中に一匹の精子を顕微鏡を見ながら注入する方法では、さらに5〜10万円上乗せになります。
さらに薬代や検査代などを加えると1回の費用は40〜50万円位にはなってしまうようです。

自由診療ですので医療機関でかなり料金の差があります。
その辺の情報は事前にネットで調べておく必要がありますね。
傾向として大都市圏ほど高いようです。

ホームページ記載料金は必要最低限の費用と思ったほうがよさそうです。
いろいろ追加検査などが発生すればさらにかかることになります。
実際通院した方の生の話が聞ければベターですね。

いろいろ書きましたが、ようするに体外受精の段階からはお金がかなりかかりますよ、ということはお分かり頂けたと思います。

IP08_I04.JPG

しかし、これだけのお金をかけるわりには、1回で妊娠できる確率が30%以下です。
この辺の数字は医療機関で結構差が大きいのですが、20%に届かない所も多いので、やはり成績の良い所は混んでいて料金も高くなる傾向があります。

ですから、

人工受精の段階で鍼灸を併用して妊娠の確率をアップさせることが、

経済的な負担を少なくする有効な手段になります。


3つめの理由は、体外受精の肉体的負担と精神的負担です。

肉体的的負担の一番は採卵だと思います。
人工受精と違って体外受精は卵巣から卵子を採取してきます。
顕微授精も同じです。

治療を受けた方々の感想はまちまちですが、やはり結構痛いようですね。
局所麻酔はするようですが…。
痛みで翌日は仕事を休む方もいらっしゃるようで、できれば採卵当日だけでなく翌日もお休みを取っておいたほうがベターでしょう。

ですから採卵は肉体的にも費用的にも大変なので、一度に複数個採取するところが多いです。
その日使わなかった卵子は凍結保存しておいて、次回以降に使用します。
それにより、何度も痛い思いをしなくてもいいし、費用も抑えられるわけです。

しかし、体外受精の負担は別の面でもあります。

たとえば通院回数です。

人工受精の場合ですと排卵日前後に通院回数が増えますが、体外受精では採卵の準備のため場合によっては毎日注射に来てくださいとか、

卵の成育状況によっては採卵日が急に早まって、明日の何時に来てくださいみたいな指示が出ることもあるようです。

とくにお仕事をされている方は、時間の調整やらで大変です。

(最近は自宅で自己注射させたり、貼り薬や座薬でホルモン補充、といったやり方の病院が増えているようです。)

だんだん肉体的にも疲れがたまってきます。
一番体調を良くしておかなければならない時期に、睡眠不足や過労で体調不良・・・、なんてならないようにしたいですね。

当然、精神的にも負担は大きくなります。
通院のための時間の工面で、職場の上司や同僚にその都度お願いをしたり、家事をする時間が足りなくなってしまったりと、そうしたことは結構、ストレスになりますね。

CHTI016.gif

ご主人の協力、職場の理解やサポートなどがとても大切になってきます。

数か月ならいいのですが、半年、1年、2年と続いてきますと肉体的にも精神的にもつらくなってきます。

鍼灸治療併用で少しでも短い期間で懐妊できれば、そうした負担が減らせると思います。


体外受精の段階でも鍼灸併用はかなり有効な方法になります。

シリーズの(その3)でも紹介しましたが
米国生殖医療学会で発表されたデータによれば

体外受精を受ける女性161人を2グループに分け、
一方には体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後にハリ治療を実施。
残りのグループには、ハリ治療をせず通常の体外受精を行った結果、

ハリ治療をしなかったグループの妊娠率は26%だったのに対し
ハリ治療をしたグループの妊娠率は42%まで上がっていたという。
これはハリ治療がいかに母体にとって妊娠しやすい環境を整えてくれているかを如実に示しています。


鍼灸を併用することで、人工受精の段階でも、体外受精を行う際にも成功率が上がります。
こうした事実が認知されていけば、不妊鍼灸の役割は今後さらに増してゆくものと思います。

IP08_I24.JPG

次回は

不妊治療の費用補助制度や高度生殖医療と鍼灸の関わりあいについて書いてみたいと思います。

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その7 を読む


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2015年04月08日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その5 不妊治療でかかるお金

不妊症とハリ灸(その1)に戻って読む

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これから不妊治療を考えている方へ経済的負担、つまりお金のことを少し書きたいと思います。

ネットでも情報は集められます。
知り合いで不妊治療を経験した方や、今通院中の方などに聞かれるとより詳しいことがわかると思います。

不妊治療はすごいお金がかかる、というイメージがありますが状況次第です。

高額な費用が必要なのは体外受精や、顕微授精などのいわゆる「高度生殖医療」を受ける場合です。
回数が重なると500万円以上かかった例もありますから。

ホルモン剤などの薬物療法やタイミング法による自然妊娠をめざす段階であれば、健康保険適用ですので諸検査費用を入れてもそれほど心配はない金額のようです。

タイミング法でなかなか妊娠できなかったり、ご主人側に問題があるような場合には人工受精をすすめられることになると思います。

人工受精からは保険の効かない自由診療になりますので、医療機関で費用が違ってきます。
1回5000円〜20000円と結構幅がありますが、15000円くらいが平均のようです。

人工受精と聞くと人工的なイメージですが、ほとんど自然妊娠に近いものだと考えていいと思います。

CDGY001.jpg

性交渉で放出された精子が、長い道のりをよじ登り、卵子がやってくる卵管の待ち合わせ場所に到達するという過程をカットして、
その場所近くに濃縮された精子たちを授精用カテーテルで注入してくるだけですから。

そこから先は成り行き任せですから、そういう点では自然妊娠に近いことが行われているわけです。
タイミング法が恋愛結婚なら、人工受精はまわりが段取りしてくれるお見合い結婚みたいなもんでしょうか。

人工受精の成功率ですが、これは医療機関の技術的な差はあまりなくて、むしろ母体の状態次第でばらつきが大きいようです。

つまり、妊娠する方は1〜2回の人工授精で妊娠するのですが、うまくいかない方は5回以上トライしてもうまくいかなくて、医療機関を変えてもやはり同じ結果のようです。
したがって4〜5回やってうまくいかない場合は体外受精をすすめる、という医療機関が多いようです。

実は人工受精が思うように行かないな、というこの段階が

ハリ治療を検討してほしい時期です。

理由は3つあります。

理由の1つめは、このシリーズの3回目で紹介した日本生殖医学会で発表された「明治鍼灸大学の論文中のデータ」です。

人工受精を5回以上やっても妊娠できなかった方だけを集めてハリ治療を行い、約4割の方が妊娠したという事実。
母体の状態を改善すれば同じ人工受精でも成功率がこれだけアップするのですから、やって損はありません。

理由の2つめはお金の問題です。

実は人工受精と体外受精ではかかるお金がけた違いにアップします。
その辺の詳しい話は次回にいたしますね。

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その6 を読む


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2015年04月02日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その4 不妊症の現状と課題

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結婚の晩婚化や生活環境の変化、社会情勢の変化などにより、

欲しくてもなかなか子供ができないご夫婦が増えています。


そうした状況の中で、何とか子どもがほしい、

というニーズの高まりを背景に

近年、大都市を中心に不妊専門病院やクリニックが急激に増えてきています。

その結果、人工受精や体外受精などの、

いわゆる生殖補助医療による出生数の増加率は急激に上昇しています。



CDGY003.jpg


それを裏付けるデータがあります。

日本産科婦人科学会の発表によると

体外受精によって生まれた子供が、2002年は15200人で年間出生数の1.3%でしたが、

2006年は19600人と1.8%、

2012年は37900人で3.6%まで急増しています。

つまり、

2002年は100人に1人くらいだったのが


10年後の2012年では27人に1人、


クラスに1人くらい生殖補助医療で生まれた子がいることになります。

今、2015年で3年たっています。

私の予想では、全出生数の5%位になっていると思います。

20人に1人ですから、

クラスによっては2人いてもおかしくない状況

だと思います。

自然妊娠であっても生殖補助医療であっても、生まれてくる子供の命は同じですから

その辺は何ら問題はありません。


問題はご両親にかかってくる2つの負担です。

ひとつは経済的負担。

もうひとつは、精神的および肉体的負担です。

これから、不妊治療を検討している方のために

その辺のことを次回以降で書きたいと思います。

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その5 を読む


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2015年03月23日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その3 科学的データ

不妊症とハリ灸(その1)に戻って読む
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ハリ灸を併用するとどれくらい効果があるのかを、科学的に調査、発表されたデータがありますのでご覧ください。《新聞記事からの抜粋です》



不妊治療の効果 「針で」大幅改善

体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に針治療を行ったところ、約4割にあたる49人が妊娠に至ったと、名古屋市の明生鍼灸院と明治鍼灸大の研究グループが10日、大阪市内で開かれている日本生殖医学会で報告した。

49人のうち4人は自然妊娠だったほか、30人は治療後1回目の体外受精で妊娠に成功したという。 不妊治療の専門家が集まる学会で、針治療による効果を示すデータが発表されるのは珍しい。

報告された114人の治療実績は、1998年2月〜2006年6月に、同鍼灸院を訪ねた不妊患者のうち体外受精を5回以上行っても妊娠しなかった女性のもので、治療は、週1〜2回のペースで行われ、腹部や足などにある婦人科疾患に効果があるとされるツボを針で刺激した。
    

2006年(平成18年)11月10日 夕刊 讀賣新聞より





ハリ治療で妊娠率アップ

体外受精の前後に、女性の体をリラックスさせるハリ治療をすると、妊娠率が大幅に向上するという研究結果を、ドイツと中国の研究チームがまとめた。

米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、同チームは、体外受精を受ける女性百六十人を二グループに分け、一方には体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後にハリ治療を実施。残りのグループには、ハリ治療をせず通常の体外受精を行った。

その結果、ハリ治療グループの妊娠率は42.5%に上り、通常治療の26.3%を大幅に上回った。体外受精の妊娠率は、高くても三割程度とされ、繰り返し治療を受けるカップルの精神的、金銭的な負担が問題になっている。

妊娠率が向上する詳しい理由は分からないが、同学会のサンドラ・カーソン次期会長は「確実に検証されれば、妊娠率向上に役立つ手法になる可能性がある」と注目している。


2002年(平成14年)4月30日 夕刊 讀賣新聞より


少し解説を加えますと、

まず明治鍼灸大学のデータですが、治療対象者の「体外受精を5回以上実施しても妊娠できなかった女性」というのは、かなり妊娠がしづらい、厳しい条件の方たちということになります。

現在、体外受精の成功率は病院によって多少の差はありますが、25〜30%程度です。つまり体外受精を3〜4回行えばかなりの確率で妊娠できるということです。

したがって5回以上のチャレンジでも妊娠できていないということになれば、かなり厳しい状況といえるわけです。

そういう方たちの中から、約4割妊娠ということは、まさに驚きの数字といえます。
ハリってすごい!そう思いますね。

CDGY006.jpg

米国生殖医療学会のデータについていえば、
同じ受精卵でも、子宮にもどす、いわゆる移植の前後にハリ治療をすることによって着床成功率が26%から42%にアップするというのですからこれも大変な数字です。

不妊症とハリ灸(その1)で紹介しました山村先生も、移植前後にもハリ治療をおこなうように患者さんに話をされるそうです。

ちなみに山村先生のところでは、これをすることにより

着床成功率は50%を超えています。

今回はいろいろ専門的な話になってしまいましたが、そもそも
「ハリって、不妊症にホントに効くの?」
という、素朴な質問、疑問が寄せられましたので参考にしてください。

「はい、しっかり効きます!」

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posted by かもめ at 18:53| 神奈川 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊症と鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月17日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その2 鍼灸って不妊に効くの?

不妊症とハリ灸(その1)に戻って読む

読者の方から
「そもそもハリってホントに不妊に効果あるんですか?」
という、ご質問がありました。

そうですよね、もっともですよね。
世間一般では、メディア報道もほとんどありませんし、不妊クリニックに通院している方もお医者さんから併用をすすめられることがほとんど少ないと思います。

実は私が効果を実感したのが、自分の娘を授かった時でした。
上の息子と下の娘との年齢差は約8歳あります。
息子が小学校へ行き出してから、弟か妹が欲しいといい始めました。
友達の兄弟を見たりして自分も、と思ったらしいのです。

IP08_I10.JPG

ところが妻も30代の後半ですから、なかなかうまくできませんでした。
それで自宅で妻の不妊治療をやったのです。
半年くらいだったと思います、妊娠したのは。


こうした経験がありましたから、開業した後も妊娠希望の方には不妊鍼灸をやって、それなりの成果は得られていました。
ただ、あまり熱心に不妊鍼灸についての発信というか、宣伝は積極的にはしていませんでした。


そもそも、不妊に鍼灸が効く、ということ自体、一般の方には知られていないのが実情だと、冒頭に述べました。
しかし、この10年、不妊クリニックで人工授精・体外受精によって妊娠される方の数が急激に増えています。

世の中の情勢が大きく変わってきました。
現在、新生児の20人に1人は人工授精・体外受精での妊娠といわれています。

ただし、費用も結構かかるようです。
助成制度もありますが、ハリ灸を併用することで少しでも短期間で、費用も少なく妊娠できると思います。
さらに、人工授精や体外受精に伴う体の負担やストレスの低減にも役立つと思います。

山村祐二先生の「山村式不妊鍼灸」にめぐりあって確信しました。

鍼灸は不妊に悩む方にとって強い味方になれると。


ハリ灸を併用するとどれくらい効果があるのかを、科学的に調査、発表されたデータがありますので次回ご紹介しますね。

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posted by かもめ at 15:04| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊症と鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月16日

不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その1 驚きの効果

12月に89歳の父が旅立ってから、自分の人生の残り時間を意識するようになりました。
そんな中、山村祐二先生と出会いました。

山村先生は川崎で不妊専門の鍼灸院を経営されています。
偶然買ったDVDが発端になり、セミナーに参加したり、鍼灸院にお邪魔して実際の治療風景を見させていただいたり、食事も一緒にとりながらお話を聞かせて頂きました。

DVDの紹介文が

「4年間で423名の懐妊を成功させた不妊鍼灸のゴッドハンド」

一定期間、継続して治療に来られた方の集計ではなんと71%の懐妊率です。

にわかには信じがたい数字でしたが、何度も会うたびに確信に変わってきました。
細かなノウハウまで教えて頂き、

「同じやり方でやれば必ず結果が出ます。応援しますから、頑張ってください。」

と、激励されました。

自分のこれからの治療家としての人生に新たな目標ができた気がします。

来年4月で治療室開設20周年を迎える私ですが、一層の精進をしていきたいと思っています。


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不妊症と鍼灸(ハリきゅう)その2を読む



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posted by かもめ at 20:05| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 不妊症と鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月23日

不妊症と鍼灸

「不妊症は、ハリで治りますか?」 ときどき、こうした問い合わせがきます。

電話ではなかなかじっくりとお話を伺えませんのでこの機会に少し書いてみたいと思います。

鍼灸治療で効果が期待できる方のいくつかの条件を挙げてみますと
(個人的かつ、経験の上からの考えです)

@ 病院の検査で夫婦ともに器質的に悪いところがなく、不妊の原因が不明であること

A 冷え性の体質で、特に下腹部や下肢の冷えがひどい方

B 生理不順、生理痛がひどい方

C 頑固な便秘症

D 不妊歴3年以内


@については、

たとえば男性が無精子症や精子の活動が極端に弱かったりしている場合、

女性の場合なら、排卵がうまく行えない体質だったり、卵管が狭くて卵子がうまく通れない、

などといった場合は難しくなります。

ここでの治療により7年ぶりに排卵が再開し、妊娠出産された方もおられますので可能性がゼロではありません。

検査で不妊の原因がはっきりわかっている場合は可能性が小さいわけですが、最近は不妊症専門病院で器質的原因も改善できるようになってきていますので諦めることはありません。

近年では体外受精や顕微授精の胚移植時に鍼灸を併用することにより、妊娠率がアップする科学的データも発表されています。


ABについては、

骨盤内の血行不良が原因で婦人科系の諸症状が出ていると考えられている場合に、それを改善することにより妊娠しやすい状態に持って行くことが十分に可能であるということです。


Dについては

3年を超えたら可能性がないということではありません。5年、7年、10年で妊娠する方もおられます。

当然個人差がありますし、治療を継続して行くうちにこうした症状が改善されてくるならばチャンスが出てきます。


最先端不妊治療と鍼灸を併用することにより、

妊娠率が大幅に向上するというデータも発表されています。


鍼灸単独より最先端不妊治療の併用が一番の近道であると考えています。


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posted by かもめ at 13:35| ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 不妊症と鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする