2014年10月01日

酷暑で疲れた体力を回復する食材

早いもので今日から10月です。

ずいぶんと涼しくなり、寝やすくなりましたね〜。わーい(嬉しい顔)

昼夜の温度差が大きくなるこの頃は、夏の疲れが出たり体調を崩しやすい時期でもあります。

鍼灸では、腎経(じんけい)心経(しんけい)のツボをベースに治療を行うと良いようです。

食材としては、玄米、黒大豆、えんどう豆、松の実、ニラ、にんにく、山芋、ハスの実、うなぎ、烏骨鶏(うこっけい)、スッポン、エビ等が有効です。

たとえばニラは、別名「起陽草(きようそう)」と呼ばれ、その強壮作用はにんにくにも負けません。
IP03_A21.JPG






また、別名「山薬(さんやく)」ともいわれる山芋は、体力増強、胃腸強化のほか、耳や目の衰えにも効果あり、漢方薬の材料にたくさん使われています。

こうした食材を積極的に使ってあげれば、立派な薬膳料理。

補腎益精(ほじんえきせい)がキーワードです。

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2011年02月21日

食生活に活かす東洋医学の知恵

健康志向を反映してか、サプリメントの広告、チラシが多い昨今です。

健康のためにサプリメントもひとつの手段ですが、医食同源という言葉があるように毎日の食事の積み重ねがメインであり、サプリメントは補助として考えたいものです。

東洋医学の観点から病気を防ぐ食生活のポイントをふたつ挙げてみました。


@ 陰陽のバランスを心がける

この世のすべてのもの、いいかえれば自然界は「陰」と「陽」のバランスで成り立っています。

人体もしかりです。

体内の陰陽のバランスが崩れると自然治癒力が低下し、病気にかかりやすい状態になってしまうのです。

食べ物にも実は「陰性」「陽性」があります。

たとえば、夏が旬のトマトやキュウリは陰性の食べ物です。暑気でほてった体を冷やしてくれます。

逆に冬が旬のゴボウやにんじんは冷えた体を温めてくれる陽性の食べ物です。

だから、冷え性の人が冬にトマトやキュウリを好きだからといって多食することは余計にからだを冷やすことになってしまいます。

今の時代は旬がない、季節感がないといわれます。

探せば冬でもスイカが食べられます。

好きなものを、好きなときに、好きなだけ食べれる時代…。

「天人合一(てんじんごういつ)」「身土不二(しんどふじ)」

人間も自然界の中で生かされている一生物であり、からだも土も最終的には一体であることを説いた言葉です。

自然の法則にしたがって食べ、生活すれば成人病にはならないはずなのですが現実は簡単ではありませんね。

飽食社会が偏食を生み、結果的に体質を弱め、病気の一因となっている面もあると思います。


食品を陰陽で少し分類してみます。


主な陽性食品

ごぼう、にんじん、自然薯などの根菜類。

梅干、みそ、自然塩、魚、肉、卵、その他。


主な陰性食品

ナス、トマト、キュウリ、ジャガイモ、モヤシ、

きのこ、とうもろこし、キャベツ、イモ類、

柿、みかんなどの果物、大豆などの豆類。

少しでも参考になればと思います。^^)



A五味(ごみ)に注意

東洋医学の考え方に「五味」を過不足なく摂ることの重要性が、2千年以上前の古典に記されています。

「酸(さん)」「苦(く)」「甘(かん)」「辛(しん)」「鹹かん)」の五つの味を指します。

酸っぱみ、にがみ、あまみ、からみ、しょっぱみ、が内臓の働きと密接であることを説いています。

不足するとうまく働いてくれませんが摂り過ぎると病気になってしまうことを教えてくれています。

具体的には次のとおりです。

    酸味  肝
    苦味  心 
    甘味  脾(主に消化器系)
    辛味  肺    
    鹹味  腎

酒のつまみには酢の物を一品、甘党は糖尿病に注意、塩分過剰は腎臓病のもと、と説いているのです。

まったく現代の食事と病気の関係を言い当てています。

古代人の観察眼には敬服してしまいますね。^^)

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2008年06月02日

薬になる食べ物の話 シソ(紫蘇)

昔から「医は食にあり」とか「医食同源」といわれるように、食物にはすべて効能があります。

我々は先祖代々から受け継いできた知恵をもとにして食事を作ってきました。
 
健康の基本は何といっても三度の食事にあります。
食材の持つ効能効果をシリーズでお伝えしていますので、活用してくださいね。

今回は シソ(紫蘇)です。
紫蘇.jpg
紫蘇は昔から花・葉・実を薬味や付けあわせとして、特に赤紫蘇は梅干の色付けに使われてきました。

いろいろな薬効もあり、日本古来のハーブといえます。

赤紫蘇、青紫蘇、ちりめん紫蘇、かためん紫蘇などの種類があり、大葉は青紫蘇のことです。

原産地はヒマラヤで、生薬名を紫蘇葉(しそよう:陰干しした葉を使います)、紫蘇子(しそし:秋に実を採取し中の種を使います)といいます。

紫蘇の効用:

ビタミン・ミネラルが豊富で、ビタミンB1・B2・B6・E・K・鉄・マグネシウム・亜鉛などが含まれています。

さらに、カロチン・カルシウム・ビタミンCも多く含まれています。

紫蘇の香り成分はペルリアルデヒドで強い防腐作用があり、これが付け合せに使われる理由のひとつです。

お風呂に葉を入れると冷え性、神経痛に効果がありますし、切り傷に葉のもみ汁をすり込むと化膿防止にもなります。

食中毒の予防・解熱・鎮咳・鎮痛・風邪・貧血・消化不良、さらには消臭作用やアルコール分解促進、食欲増進、整腸作用なども昔から知られています。

そして、最近注目を集めているのが強い抗酸化作用です。

抗酸化物質のルテオリンやα―リノレン酸が免疫力を高め、ガン予防やアレルギー抑制効果が確認されています。

したがって、アトピーや花粉症、ぜんそくといったアレルギー体質の方はいろんな方法で積極的に摂取するとよいでしょう。

わが家の庭にはこの季節になると、大葉があちこち自生してきます。(毎年、種がこぼれるのでしょう。)
味噌汁の具に、めんやパスタ、冷奴の薬味などなど…いろいろ重宝です。^^)
採り忘れているとナメクジさんのご馳走になってしまいますので横取りされないように競争です。(笑)



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2008年01月28日

薬になる食べ物の話(4)しょうが

昔から「医は食にあり」とか「医食同源」といわれるように、食物にはすべて効能があります。

我々は先祖代々から受け継いできた知恵をもとにして食事を作ってきました。

健康の基本は何といっても三度の食事にあります。

食材の持つ効能効果をシリーズでお伝えしています。


4回目は しょうが です。

しょうが 根.jpg熱帯アジア原産で根や茎を食用にします。

収穫期は10〜11月でこの時期、店頭に並ぶものを新しょうがと呼んでいます。

生薬名は生姜(しょうきょう)です。

中国ではしょうがの持つ独特の辛味や芳香が邪気を払ってくれると信じられていました。

名の由来もそこから来ています。

インドの伝統医学の経典にも薬効が記載されていますし、日本では奈良時代から風邪の特効薬として生姜湯が飲まれていたという記録があります。

私の風邪の特効薬も生姜です。

熱湯に溶かしたプルーンエキスに、すりおろしたショウガをたっぷり入れ、フーフーいいながら飲みます。

しばらくすると汗がじっとりと出てきて、体がポカポカしてきます。

効くんだなぁ、これが…。わーい(嬉しい顔)

しょうがの爽やかな香りは「ガラノラクトン」、独特の辛味は「ジンゲロール」、「ショウガオール」という成分です。

確認されている薬効を挙げてみます。
しょうが 葉付き.jpg

●風邪の予防や改善 
●胃腸の働きを良くする 
●抗菌効果 
●血行促進、冷え性の改善 
●動脈硬化の予防や改善 
●関節炎、リュウマチの症状緩和などの抗炎症効果


また、ガンや老化の原因である活性酸素を抑制する抗酸化物質であることも報告されています。

しょうがの成分は血管拡張作用が強く、血液の流れがとても良くなります。

冷え性や肩こり体質の方は積極的に摂ってみましょう。

季節柄しょうがを取り上げましたが、皆さん先刻承知の内容であまり参考にならなかったかもしれませんね。(笑


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posted by かもめ at 19:49| ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 食養・サプリメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月09日

薬になる食べ物の話 (3)クコの実

クコは河原、野山、道端に自生する落葉低木です。

実のほかに葉も根も漢方薬の材料になるくらい有益な植物です。

根の皮を干した地骨皮(じこっぴ)、夏に採った葉を日干しにしたクコ葉(くこよう)はせんじて飲むと解熱の効果があります。

秋には赤い実をつけますが、これが薬膳料理には欠かせない食材です。

NR.jpg

漢方では補腎薬の代表的な生薬で滋養強壮になるためです。

つまり、アンチエイジングにはもってこいの食品です。ひらめき

最近は、スーパーでも乾燥させたクコの実が簡単に手に入ります。

値段も手頃ですから食卓に常備しておくと便利です。

そのまま食べてもいいですし、飲み物、スープに浮かべても、料理の飾りやデザートのトッピングに使ってもいいでしょう。

わが家では麺の具としてものせます。

これがまたよく合うんですよ!わーい(嬉しい顔)

これからの季節、そうめんやざるそばの上にトッピングしてもグーじゃないでしょうか!(いろどりもよさそう。^^)

毎日少しずつ食べるのが効果的です。

お酒が好きな方はクコ酒を作ってみてはいかがでしょうか。


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posted by かもめ at 17:09| ☔| Comment(4) | TrackBack(1) | 食養・サプリメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

薬になる食べ物の話(2) 柿の葉

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第2回目は 柿の葉 です。

柿は秋の代表的な果物ですが、葉もさまざまな薬効を持っています。

ビタミンCはレモンより多く、風邪予防や肌をきれいに保つ効果(シミ、ソバカス予防など)がありますよ。^^)

紫外線の強いこの時期こそ活躍してくれます。

そして最近注目されているのが、動脈硬化、高血圧、脳卒中の予防効果です。

血管の弾力性をアップして血液循環を良くしてくれますので、特に中高年の方にはおすすめ!

一般的に、柿の葉茶として飲用します。

`.jpg
最近は市販品が多く出回っていますが、

今回は作り方を紹介しますので葉が手に入る方はやってみてください。

甘柿、渋柿どちらでも大丈夫です。

葉っぱの採取時期は6〜11月、採取時間は午前11時〜午後1時の間がベター。

よく水洗いし、2〜3日陰干しにした葉を2〜3mm幅に刻みます。
湯気の立っている蒸し器に3cm位敷き詰め、蒸します。
1分半蒸したら蓋を取り、うちわで30秒ほど葉をあおぎます。
蓋をしてさらに1分半蒸したあと、風通しの良い場所で紙の上に広げ、しっかり乾燥させてください。


急須は金属でないものを使ってください。

乾燥葉を大さじ山盛り1杯いれ、熱湯を注いで10〜15分待ってから飲んでください。2〜3回は飲めます。

煎じるとビタミンCが壊れますので煮沸しないでくださいね。

飲んだあと、40〜50分は他のお茶、コーヒー、紅茶などは避けてください。(ビタミンCの吸収が悪くなりますので。)

引用書:病気をなおす医学大辞典(主婦と生活社)、薬草辞典(さつき研究社)など
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posted by かもめ at 20:33| ☔| Comment(4) | TrackBack(0) | 食養・サプリメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月22日

薬になる食べ物の話(1) ヤマイモ

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昔から「医は食にあり」とか「医食同源」といわれるように、食物にはすべて効能があります。

我々は先祖代々から受け継いできた知恵をもとにして食事を作ってきました。

健康の基本は何といっても三度の食事にあります。

食材の持つ効能効果をシリーズでお伝えしていきたいと思います。

ぜひ、ご活用ください。^^)


第1回目は ヤマイモです。
 
.jpg日本各地の山野に自生するものは自然薯(じねんじょ)と呼ばれます。

店頭に並ぶのは栽培種です。

水洗いして皮をむき、十分に日干ししたものを山薬(さんやく)といい、漢方薬の材料として使われます。

滋養強壮効果があり、最近はアンチエイジングの食材としても注目されています。

補腎作用(腎機能強化)が老化防止や骨粗鬆症予防にも役立ち、便秘にも効果がありますよ〜。わーい(嬉しい顔)


調理のポイント
}Ct.jpg

■ 加熱すると酵素の働きが低下しますので薬効を得るなら生食がベターです。

すりおろして使うとさらに薬効がアップします。

■ アクが強く変色しやすいので、皮をむいたら酢水につけてください。

それにより手の痒みも防げますので、一石二鳥です。

もし痒くなったら皮膚を酢水で軽く洗い流すといいようです。

イモ類で唯一、生食でき、食べ続けても害はなく、精がつきますので重宝な健康食品といえます。

知れば知るほど素晴らしい食べ物ですね!わーい(嬉しい顔)

薬草辞典(さつき研究社)、食材・健康レシピ11月号などを参考にしました

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posted by かもめ at 18:48| ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 食養・サプリメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

日本古来の健康食・青梅エキス

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近頃は、さまざまな健康食品が販売されて、選ぶのが大変なほどです。

今回は、日本古来の健康食、青梅エキスについて書いてみます。

最後に作り方も紹介しますので、チャレンジしてみてください。^^)


梅の効用はたくさんありますが、なんといっても優れているのはその殺菌力です。

たとえば梅干を入れたご飯は、夏場でも腐りにくいことはよく知られています。

その梅のエッセンスですので薬効は梅干の30倍といわれるぐらい強力です。

そして、強アルカリ性食品ですので、いろいろ料理に隠し味として使うことにより体質改善ができます。

また、健胃整腸作用が強いので毎日少しずつ飲むことにより、夏バテ解消にも効果ありです。

青梅エキスの特長として、作る際に一切塩を用いないので、腎臓病、心臓病などがあって
塩分制限が必要な人、高血圧で塩分が気になる方も安心して用いることができます。

胃炎や腸炎、食あたりなどに伴う下痢、痛みなど急性症状の場合は、日に何度か服用し、
そのあと20〜30分は水分を取らないようにします。


青梅エキスの作り方

青梅エキスの作り方.jpg

@ 青梅をよく洗い,水をふき取る。

A 陶製のおろし器か、すり鉢ですりおろし、2重にしたガーゼで
  汁を絞り取る。

B 絞り取った汁をホーローか陶製の鍋に入れ、弱火にかける。
  かき混ぜながら、黒く粘りつくまで煮詰め、ガラス瓶に移し保存する。

梅肉エキス』の名前でも薬局、薬店、自然食品店などで販売されています。

時間のない方や青梅の無い季節には重宝です。

ちなみに私は、…いつも買って来ます。
一度チャレンジしましたが、私の性格には合いませんでした。(笑

小さなビン1本作るのにかなりの青梅を使いますので、最後の段階で
焦がしてしまうと材料費がパーになってしまいます。

煮詰め中は離れられませんので時間に余裕がある方はトライしてみてください。わーい(嬉しい顔)

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2006年03月17日

日本茶にガン予防効果

お茶の生産地である静岡県で、県内の市町村ごとに
茶の生産量とガンの死亡率を調査したことがありました。

結果として生産量の多い地域ほど死亡率が低いことが判明!

ガン予防に効果がある成分は、緑茶の渋みの成分であるカテキンで
あることが確認され、動物実験でもガンの増殖が抑えられることが
実証さました。

実際、茶どころの住民は1日10〜15杯も飲んでいるそうです。

出がらしにはカテキン含有量が少ないので葉はそのつどかえたほうが
よいとのこと。

最近、ペットボトル飲料の中でも、日本茶の伸びが著しいと
いわれますが、こうした点も背景にあるのでしょうね。

ただし、お茶は残留農薬の心配があります。無農薬茶でない場合は
最初の一杯は捨てたほうがよさそうです。

やっぱり日本人には日本茶が一番というお話でした。

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2006年02月23日

腹八分の効用

「養生訓」で貝原益軒が説いている健康の極意を、
科学的に調べた実験があります。


食べたいだけ食べさせて育てた「満腹ネズミ」と、
その八割しか食べさせない「腹八分ネズミ」とに
群れを分けて、どちらが長生きするか調べたのです。

結果は「腹八分ネズミ」のほうが「満腹ネズミ」より
1,5倍以上長生きするという結果が出たそうです。

ネズミの血液を詳しく調べたところ,
「腹八分ネズミ」は年をとっても,ガン細胞をやっつける、
ナチュラル・キラー細胞の活性が衰えないし、
病原菌に対するリンパ球の反応スピードが速いと
いうことが確かめられました。


要するに,免疫能力が高く,病気に強いという
ことがわかったのです。


これがそのまま人間に当てはまるかどうかは
わかりませんが、少なくても腹八分の生活をすれば、
寿命はかなり違ってくるということは確かなようです。


この「腹八分」の考え方は、食事以外の生活
全般にも当てはまります。

たとえば,庭の草むしりの場合でも腰や膝が
つらくなってきてるのに区切りのよいところまで
頑張ってやってしまいがちです。


読書や縫い物など、つい、やりすぎて翌日
つらい思いをした経験はありませんか? 

もうすこしできそうかな、というところで
やめておくという考え方が、ある程度の年代を
超えた世代にはとても大切です。


常に、「二分の余裕」を生活の中に確保することが
病気の予防、持病の悪化を防ぐ大切なポイントです。

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2006年02月11日

私のカゼ撃退法

昨日、夕方から体に違和感を覚えました。


鼻水が垂れだして、鼻、ノドの奥に貼りつくような
痛みを感じ出したのです。まさにカゼの前兆です。


仕事柄、風邪の患者さんも多く、マスクをしながら
予防をしていたのですが不覚でした。。
馬鹿ではないという証拠でしょうか。(笑)


さっそく
手の合谷(ごうこく)というツボに直灸(もぐさを
直接皮膚にのせておこなうお灸で結構アツイ!)を
左右15回。


それからお湯を沸かし、カップに入れた葛粉(くずこ)に
熱湯を注いでかき混ぜ、最後にすりおろしたショウガの
エキスを絞りいれ、フーフーいいながら食べるのです。
葛のかわりに片栗粉やプルーンエキスでも可です。


これで、たいていのカゼは撃退します。皆さんも一度
試してみてください。


ただし、撃退法はタイミングが大切です。ウィルスが
中に入ってしまい、咳が出始めたり熱が出てからだと
もう間に合いません。


おかしいな、やられたかな、と思ったらなるべく早く
実行すると効果も高いと思います。


年が明けてからいやなニュースばかりが続いていましたが、
来週はバレンタインデー。
今日からトリノオリンピックも始まりました。
カゼとインフルエンザに気をつけて、楽しく
盛り上がりたいですね。


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