2006年02月21日

舌は内臓の鏡

毎日鏡に向かって顔や髪のチェックはしても、
舌を見る方は少ないと思います。

「舌は内臓の鏡」であると東洋医学では考えています。
舌を見ればある程度、体の内部を推察できるのです。

舌の色、形、大きさ、舌の上の苔(こけ)の
状態にはたくさんの情報が含まれています。

体の内部で異常事態が起きていると、舌にも変化が
出てきます。

たとえば、むくんだように大きく、歯形が横に
ついている舌。

縮んだように小さく薄っぺらな舌。

やけに赤すぎたり逆に血の気のない舌。

紫色や青っぽい舌。

苔が厚くベットリ付いていたり、逆にまったく
生えてなくテカテカ光っている舌。

乾いたようにひび割れがある舌。

舌先が震えていたり、斜めに出てしまう…。

こんな方はいませんか?



ほどよい大きさで、色は赤みがかったピンク色。
苔は舌が透けて見える程度の薄さ。
これが健康な舌です。


難しい話は省略しますが、大切なことは鏡に
向かったとき、必ず舌もチェックするという
習慣をつけることです。


具合の悪いときだけ見てもダメです。
体調の良いときの舌を見ていないと比べようが
ありません。

毎日見ていると、そのうち「今日の舌、何か変だな!」
と直感で分かるようになってきます。

舌を通して自分の体の奥深くをのぞいてみる。
そういうつもりで毎日眺めてみてください。

(関連記事 『Sさんのベロ日記』)


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2006年02月15日

ハリ、きゅうの効用

免疫能力を高める


名古屋市立大学の渡仲三教授が行った実験があります。
ネズミを3群に分けて、肝臓の毒である四塩化炭素と
いう物質を致死量与えます。

    
    1群は毒を与えてからハリをします
    2群は毒を与える前にハリをします
    3群には何もしません


結果は、

何もしなかった3群のネズミは100%死亡して
肝臓の細胞もメチャメチャになります。

前もってハリをした2群のグループは50%生存
しました。

毒を与えてからハリをした1群のネズミも、半分が
生き残ることが確かめられました。


ハリにより免疫能力が高まり、解毒作用が強まった
ためと考えられます。


白血球の数が増加する


血液は赤血球、白血球などからできています。

これらの血液成分のうち、白血球は外部からの細菌と
戦う力を持っています。

体の中に細菌が侵入してくると、血管の外に出て
細菌を殺してゆきます。ですから体の中の白血球が
充分で、活発である限り、伝染性の病気には
かかりにくいということです。。


原志免太郎博士や青地正徳博士らによる実験によれば、
ハリ治療では約1、5倍に、きゅう治療では2〜3倍
にも白血球が増加することが確かめられています。


風邪の季節にお灸をすると引きにくくなったり、
治りが早いのはこうした働きによるものと言えます。

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※不思議の世界「鍼」(小川春通著)を参考にしました。

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2006年02月09日

自然治癒力と鍼灸

末期ガンを宣告された方が、仕事をやめ、都会を
離れて自然の中で生活をはじめたところ、ガンの
進行が止まり、共生しながら毎日を過ごしている、
というテレビ番組がありました。


この方に、一体何が起きたのでしょうか?


それを番組は追求しています。詳細は省きますが、
結論として得られたのが自然治癒力がアップし
ていた
ということでした。


あらゆる生き物は、体の異常を自分で治す能力を
持っており、健康のためには、この力を存分に発揮
させることが一番重要です。



しかし、現代人は、ちょっと具合が悪ければすぐクスリ。
風邪を引こうものなら解熱剤だ、咳止めだ、と
クスリの世話になりがちです。しっかり睡眠をとって、
2、3日休養すれば自然治癒力で治るものなのですが……。   


科学が進歩するにつけ、人間は何でも科学に頼ろうと
するようになってしまいました。自然治癒力を使わない
生活の積み重ねが、いざというときにもシステムが充分
働いてくれない原因となっています。


いくら性能の良い車でもろくに乗らずに放置していたなら、
いざ走ろうとしてもうまく動いてくれないのと同じです。


そのうえに、現代社会は、空気や水の汚れ、食品汚染、
ストレスなど自然治癒力を低下させる要因にあふれています。


鍼灸治療では、この自然治癒力を最大限に生かすことを
基本としています。体が自分でバランスを取ろうとする働き、
自分で回復させようとする働きを、いかに手助けするか
ということです。


たとえば、心臓の機能が弱っていたらその働きが活発になる
ツボに刺激を与えてあげる。ストレスで自律神経が緊張し過
ぎている場合には、すこしゆるめてあげる。


そのように体全体のバランスを取る手伝いをして、あとは
本人の自然治癒力を発揮させてあげる。鍼灸治療は、血液の
流れ、リンパの流れ 神経伝達の流れなどを良くする効果が
確かめられていますが、これも自然治癒力をアップさせる
大切なポイントです。


東洋医学は、人間の持っている力を信じて、
そこから考えを広げてゆくのです。

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2006年02月07日

ハリって痛い? 灸って熱い?

ハリですから痛みがゼロという訳にはゆきません。
おきゅうですから、多少は熱さを感じてもらわないと
治療効果があがりません。


でも大丈夫!!あなたが思っているほど痛くないし、
熱くないということは自信を持って言えます。


ハリ治療のハリは虫メガネで見てみると、針先が
松葉のように丸く磨いてあります。


だから組織を傷つけないようにわけて入ってゆく、
といった感じと思ってください。一瞬チクッとしますが
その後はあまり痛くないのはそうした理由だからです。


おきゅうも種類がいろいろあって、チクリとした熱さを
感じるものや、じわ〜とした熱さ、ポカポカと暖かいもの
など症状や状況に応じて使い分けをします。


「もっと痛くて、もっと熱いかと不安だったけど
そんなでもなかったわ。」

ほとんどの方がこうおっしゃいます。


だからどうぞ心配しないでください。
つらい症状は我慢しないで、少しの勇気を出して
東洋医学の門をたたいてみてください。

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2006年02月06日

ツボってなぁに?

人間の体の中には3種類の道路が走っていると言われます。
血管と神経、もうひとつリンパの流れです。


そして東洋医学では、もう1種類の目には見えない道路が
体を走っていると考えています。


それが「経絡(けいらく)」といって「気」が流れる道です。
「ツボ」というのは正式名を「経穴(けいけつ)」といって
「経絡」という道の上に並んでいるのです。
全身には主要なもので14本の「経絡」と360位の「経穴」が
存在するといわれています。


例えて言うと、全国を走る主要幹線が「経絡」で、主要なターミ
ナル駅が「経穴(ツボ)」といってよいでしょう。
そしてそれらはタテのつながりだけでなく、いろいろな形で
体の中に交通網を形成しています。


当然、五臓六腑のみならず脳や骨、筋肉、目や耳などの
あらゆる器官ともつながっています。
スムーズに流れてくれているうちはいいのですが、
流れが悪くなってダイヤが乱れたり、ときには土砂崩れなどで
不通になってしまうといろいろ不快な症状が出てきます。


そして、それを放置しておくと気の滞りだけでなく、
血液の循環が悪くなったり、慢性になると内臓の機能が低下
したりします。


頭が重い、痛い、肩がこる、目が疲れる、眠れない、足腰がし
びれる、疲れやすい、等の症状は実はこうした体の中の異常を
知らせる信号、サインでもあります。


そして「ツボ」というのは、体の中の異常を知らせるサインが
よく出る場所でもあります。


だから、そのツボを上手に刺激することで、体内の気の流れを
よくするだけでなく内臓の働きを活発にしたり体のバランスを
とったり、ひいては体を中から健康に変えてゆける訳なのです。


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2006年02月04日

鍼灸医学の起源

太古の時代、祖先は病気やケガに対して、なすすべもなく
苦しんだと思います。腹痛に襲われたときには、おなかを
さすったり、なでたりしながら治まるのをじっと待つ、
それくらいしか方法はなかったでしょう。

我々も急な腹痛のとき、無意識のうちにおなかに手が行きます。
さすっていると不思議に痛みが軽くなります。
これが「手当て」の語源だといわれています。

経絡図.jpg

へその横には「天枢(てんすう)」「大横(だいおう)」
というツボがあり、整腸作用があります。
頭痛の時にはコメカミを押したくなります。
ここは「太陽(たいよう)」というツボです。
このようにして祖先は長い歴史の中で多くのツボを
みつけていったのでしょう。

さらに幾世紀を経て、動物の骨やとがった石で、
つついたり刺したりするやり方を考えだしました。
これが「ハリ」の始まりです。

さらにケガの傷やできものを、火で焼いて早く治すことを
知りました。これが「きゅう」の始まりです。

気の遠くなるような長い試行錯誤の中で、
効果のないものは淘汰されていきました。
消えてゆくツボ、新しく見つけたツボ、そうやって現在に至っています。

やがて散在していた情報を、体系だて、理論をつけて
完成したのが2500年前の中国。何世紀にもわたって、大勢の人の努力でまとめられたものです。


このように鍼灸医学は経験医学であり、遠い祖先が残してくれた貴重な財産といえます。
紀元前に書かれた本が現在も治療の指針として活用されているのです。

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