昔から「医は食にあり」とか「医食同源」といわれるように、食物にはすべて効能があります。
我々は先祖代々から受け継いできた知恵をもとにして食事を作ってきました。
健康の基本は何といっても三度の食事にあります。
食材の持つ効能効果をシリーズでお伝えしていますので、活用してくださいね。
今回は シソ(紫蘇)です。
紫蘇は昔から花・葉・実を薬味や付けあわせとして、特に赤紫蘇は梅干の色付けに使われてきました。
いろいろな薬効もあり、日本古来のハーブといえます。
赤紫蘇、青紫蘇、ちりめん紫蘇、かためん紫蘇などの種類があり、大葉は青紫蘇のことです。
原産地はヒマラヤで、生薬名を紫蘇葉(しそよう:陰干しした葉を使います)、紫蘇子(しそし:秋に実を採取し中の種を使います)といいます。
紫蘇の効用:
ビタミン・ミネラルが豊富で、ビタミンB1・B2・B6・E・K・鉄・マグネシウム・亜鉛などが含まれています。
さらに、カロチン・カルシウム・ビタミンCも多く含まれています。
紫蘇の香り成分はペルリアルデヒドで強い防腐作用があり、これが付け合せに使われる理由のひとつです。
お風呂に葉を入れると冷え性、神経痛に効果がありますし、切り傷に葉のもみ汁をすり込むと化膿防止にもなります。
食中毒の予防・解熱・鎮咳・鎮痛・風邪・貧血・消化不良、さらには消臭作用やアルコール分解促進、食欲増進、整腸作用なども昔から知られています。
そして、最近注目を集めているのが強い抗酸化作用です。
抗酸化物質のルテオリンやα―リノレン酸が免疫力を高め、ガン予防やアレルギー抑制効果が確認されています。
したがって、アトピーや花粉症、ぜんそくといったアレルギー体質の方はいろんな方法で積極的に摂取するとよいでしょう。
わが家の庭にはこの季節になると、大葉があちこち自生してきます。(毎年、種がこぼれるのでしょう。)
味噌汁の具に、めんやパスタ、冷奴の薬味などなど…いろいろ重宝です。^^)
採り忘れているとナメクジさんのご馳走になってしまいますので横取りされないように競争です。(笑)
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2008年06月02日
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お刺身の付け合わせの紫蘇も食べちゃう程です。(^^;)
なんとなく、身体に良さそうだなー(爆)と
食べていましたが、栄養豊富なのですね。
こんなに効用があるとは知りませんでした。
ありがとうございました。(^0^)/
私もお刺身の付け合せの大葉は必ずいただきます。^^)
あと、かもめのできる数少ないレパートリーのひとつ、大葉ちりめん。
ちりめんじゃこをごま油でさっといためて、たっぷりの刻んだ大葉といりゴマを入れて混ぜるだけ。
これをあったかいご飯の上にかけて食べるんですが、もう他のおかずが要りません。(爆)
味付けは要らないですか?
ちりめんじゃこの塩気だけで充分なのかしら。
ハイ、味付けは不要です!
大葉といりゴマは火を止めてから入れたほうが彩りも綺麗で香りもいいです。
食欲がアップしますので食べ過ぎに注意してくださいね。(笑)
ちりめんじゃこの代わりに釜揚げシラスを使ってもいいです。
またこれがソフトな食感でグーですよ。^^)