妊娠30週で逆子になってしまったNさん、2回の治療の結果、無事に戻っていました。(よかった、よかった、ほっとしました。)
しかし30週頃というのはまだまだ胎児がよく動き回ります。
まだ安心できないなぁ〜、と思っていた矢先でした。
「昨日、おなかの中でくるんと回る感じがしたのよね。ひょっとしてまた逆子に戻ったんじゃないかなぁって。」
(あれまぁ〜、やっぱり…^^;)
次回のエコー検診は一週間後。
まぁ一喜一憂せずに、最終的に正常位であればいいことですから、36週くらいまでは治療を続けていきましょう。
さて、今回は逆子治療について少し具体的に紹介しますね。
病院での治療は自宅での逆子体操、場合によって飲み薬が出るくらいで、これといった方法がないのが現状です。
こうしたなか、医師の中にも鍼灸を併用する動きが少しずつですが増えてきています。
元産婦人科医の兄も積極的に使っていたようでした。
安全性を考えるとこれが一番よい、そう言っています。
逆子で悩んでいる方には、こういう方法もあるんですよということを是非知ってもらいたいと思います。
逆子治療で使うツボは2つ。
「 三陰交(さんいんこう) 」と「 至陰(しいん) 」で、ツボの位置は足のうちくるぶしの上と足の小指の先です。
三陰交
内くるぶしから膝に向かって4〜5センチ上がったところ
左右にあります。
至陰
足の小指で、爪の生え際(外側です)
左右にあります
なぜそんなところなの?と聞かれても明確には答えられません。
東洋医学やツボは先人の長きにわたる経験の積み重ねでできあがって いるのですから…。
これらのツボに灸をします。
私の場合は、三陰交に灸頭鍼(きゅうとうしん)、至陰には直灸(じかきゅう)というやり方でやっていました。
成功率は7割くらいです。
灸頭鍼とは鍼を打ってその頭の部分にもぐさをくっつけて燃やす方法、直灸とは皮膚に小さなもぐさを直接立てて燃やす方法です。
安産灸ネットワークも同じツボを使っており、どちらのツボにも直灸です。
発表されているデータによると30週の方で71%の成功率です。
至陰だけでも十分、という先生もおりますが両方使ったほうがベターだと思います。
東洋医学には「補」と「シャ」という概念があります。
簡単にいうと「補」とは補う、の意。「シャ」とはその逆で取り除く、泄するの意です。
基本的に三陰交には「補」、至陰には「シャ」の刺激です。
その辺のことは次回、書いてみたいと思います。(気長に待っててくださいね。)^^)
それよりなにより、Nさんの逆子、成功してくれー!(笑)
逆子治療と鍼灸(3)を読む
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体中に神経が走っていて・・人間の体は凄いですね・・一日少しの食事で活動して・・(ガソリンで動くのでもなく)本当に不思議ですね。
逆子を直す・・東洋医学の素晴らしさを感じます・・逆子ちゃんに応援のポチ。
いつも応援ありがとうございます。
長年ツボと付き合っていますが、奥が深いというか、凄いなぁと我ながら思ってしまいます。
薬のような副作用の心配もないので、でんさんもしっかりご利用ください。(笑)
風邪が流行ってきました。
くれぐれもご自愛ください。^^)
いつもありがとうございます。
今のところ順調です。
来週、エコー検査がありますので、それで治っていればほぼ大丈夫といえるかなぁ…。
私も我が子のように心配してしまいます。(笑)
忙しいかもめさんに応援のポチ。
いつもありがとうございます。
出産予定日は12月の半ばです。
逆子はたぶんOKの状態だと思います。
(明日、Nさん来られて最終の結果がわかるとおもいます。)
そして臨月に入ると、よほどのことがない限りまた逆子に戻るということはありませんから…。
こんなに心配していただいて、Nさんも嬉しいと思います。^^)