猛暑だった今年の夏。
熱中症で運ばれた方は全国で数万人にのぼりました。
残暑と秋の涼風で温度差が
日ごとに大きくなってゆくこの時期の夏バテは
「秋バテ」ともいわれます。
夏バテが食欲不振などの胃腸症状が主なのに対し、
秋バテは、加えて頭痛や不眠などの
自律神経の不調や体のあちこちの痛みなども出現します。
夏バテの回復法と
秋バテの予防・対策をまとめてみました。
(食事)
夏の冷飲食で弱ってしまった胃腸を回復させるために
、朝夕は温かい食事を摂りましょう。
根菜類を入れて煮込んだスープや豚汁、
具だくさんの味噌汁などは体を温めるとともに、
ビタミンなどの補給に効果があります。
秋の味覚、栗は「温性」の食品で身体を温める働きがあり
、生命力を補い、強壮作用があると言われています。
ビタミンB1やビタミンCもかなり多く、
夏バテの回復に役立ち、
抵抗力を高めてカゼの予防にも役立ちますので
適量を摂るとよいでしょう。
お酒もキンキンに冷えたビールを減らし、
常温でもおいしい日本酒やワイン、焼酎に
少しずつ切り替えてゆきましょう。
(入浴・睡眠)
夏、シャワーのみで過ごしていた方も、
ぬるめでよいですから湯船につかるようにしましょう。
ぬるめのお風呂にゆったりとつかると
自律神経が副交感優位になり、熟睡しやすくなります。
初秋は明け方の気温がガクンと下がりますので、
薄手でよいですから長袖のパジャマがよいでしょう。
(運動や生活全般)
暑さで運動を控えていた方も、
少しずつ運動で汗をかくようにしましょう。
夏の生活習慣を見直し、生活全般を
「秋モード」へと移行させていきましょう。
そして、初秋はそもそも身体の調整期です。
たまにはダラ〜ンとした休日も必要です。
自分の体と会話しながら夏の疲れを癒し、
来るべく冬に向けて体調を整えてください。
健康はちょっとした事柄の積み重ねだと思います。
Produced by かもめ針灸治療室
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2016年10月04日
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