カラ梅雨気味で結構暑い日々もありましたので、
今年の夏はもういいや、って感もあります。
そこで今回は夏バテ予防にクエン酸という話。
人間の活動エネルギーは主にご飯やパンなどの炭水化物ですが、
食べてそのままエネルギーになるわけではありません。
腸で吸収・分解され、肝臓で再合成されて
血液に乗って全身の細胞に運ばれます。
細胞内でもいくつかの過程を経て
最終的にATPという物質に変わってはじめて
体のエネルギー源になります。
その際、乳酸という副産物が発生します。
物を燃やすと煤(すす)が出ますが
そのようなものと考えてください。
この乳酸は疲労物質として知られており
時間とともに有害物質に変化してゆきます。
筋肉中に蓄積すると筋肉が緊張し、
こわばった状態になり肩こりや筋肉痛を起こします。
乳酸が全身に行き渡ると
体が酸性化に傾き全身疲労を感じます。
これが夏バテの一因になります。
この乳酸を分解して水と二酸化炭素に変え、
体から排出させてくれるのがクエン酸です。
クエン酸は酸っぱい食品に多く含まれます。
たとえば梅干、醸造酢、レモンなどです。
昔から「酸っぱいものを食べると疲れが取れる」
と、いわれますが、先人の知恵は素晴らしいものです。
クエン酸をしっかり摂って
今年の夏を元気に過ごしたいものです。
Produced by かもめ針灸治療室
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梅雨が明けた途端、かなりの猛暑ですね。
横浜も30度は超えているようですね。
おたがい体をいたわってこの夏を乗り切りましょう。
私も毎日、梅干しと黒酢を欠かさず摂るようにしています。