「一番大切なツボってありますか?」
こうした質問をたまに受けます。
ツボの数はWHO(世界保健機構)認定のものだけでも361あります。
それぞれに効能効果があり、
その組み合わせにより働き方も変わってきますので
どれが一番というのはありませんが、
私自身、一番使っているのが腎兪というツボです。
腎兪は腰椎の2番と3番の背骨の間から外側へ
3p位のところにあります。
治療に来られている方、ほとんど全員に
このツボにはハリかお灸をしています。
患者さんによっては多少の“響き(ひびき)”
(チクッとしたり、ズンと感じたり)を与えます。
東洋医学の古典には、
老化は腎の衰えから始まることや、
水分代謝、脳髄の働きや体温調節、
はては耳の働きを支えていること
なども記述されています。
女性では月経、妊娠、出産などにも
深く関与していると書かれてあります。
尿の生成が促進されるせいか、
治療直後にトイレに行きたくなったり、
翌朝のオシッコの勢いが良くなったりすることで
実感できることもあります。
Produced by かもめ針灸治療室
健康だより一覧へ ツボ療法一覧へ
2016年12月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック