日本経済新聞出版社刊 「妊娠しやすい食生活」 で紹介された
7つのポイント解説、後半です。
妊娠しやすい食生活(2)に戻って、前半を読む
妊娠しやすい食生活(1)に戻って読む
4.植物性タンパク質を多く摂り、動物性タンパク質を減らすこと。
1日25g分の動物性タンパクを植物タンパクに変えるだけで
不妊リスクが50%減少することが分かりました。
ただしこれもバランスの問題で、動物タンパクもある程度は必要です。
偏り過ぎないようにご注意ください。
5.葉酸やビタミンB群を含むマルチビタミンのサプリメントを摂取すること。
葉酸(ようさん)はビタミンの1種です。
細胞分裂をする際、DNAを複製するのに必要な栄養です。
名前からも連想できるように、野菜に多く含まれています。
アスパラガス、えだまめ、オクラ、ブロッコリー、
ほうれんそうなどが多いようです。
通常は食事からの摂取で間に合うのですが、妊娠中、特に初期は2倍くらい摂らないと不足がちになります。
不足すると不妊リスクだけでなく、胎児の先天性異常のリスクも高まるといわれています。
その他のビタミンやミネラルも必要量が増えます。
特にビタミンはB群が、ミネラルは亜鉛、鉄分が不足がちになります。
食品から摂るのが理想ですが、含有量が微量ですので
サプリメントで補うのが効率的と思います。
これらの栄養素は男性側も不足しがちなので、
2人で一緒に摂ることで飲み忘れも減り、共通の意識も高まると思います。
6.水を十分に飲むこと。コーヒー、紅茶は控えめに。
砂糖入りの清涼飲料水は飲まないこと。
コーヒー、紅茶はさほど神経質にならなくても大丈夫ですよ。
1日数杯までならOK。
アルコールは1日1杯か、2日に1杯くらいなら問題ありませんが
妊娠後は避けたほうが賢明です。
砂糖入り清涼飲料水は肥満や血糖値の変動をもたらしますので
常飲習慣は不妊リスクが増加します。
7.体重をコントロールすること。太り過ぎているようであれば、
排卵障害の改善のために体重の5〜10%を減量すること。
1日30〜60分、からだを動かすこと。
何もしていない人は運動を始めること。
適正体重の指標としてBMIというのがあります。 計算式は
BMI= 体重(s)÷( 身長(m)× 身長(m))
数値は22くらいがベストで、20〜24であれば問題なしです。
24を超えると肥満傾向、20以下だと少しやせ過ぎです。
やせ過ぎもホルモン分泌異常や着床しにくくなったりと不妊リスクが増えます。
将来の健康のためにもできる範囲で努力しましょう。
ただし、無理なダイエットは逆効果になります。
個人差ももありますので、BMI数値にこだわり過ぎないようにしてくださいね。
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2015年06月17日
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