ハーバード大学が8年の歳月を費やして集めたデータをもとに、妊娠しやすい食生活についてのレポートを発表しています。
それを本にしたのが、日本経済新聞出版社から出された『妊娠しやすい食生活』です。
この調査は全米で18000人の女性看護師の食生活と妊娠の実態を詳細に追跡調査したもので、
科学的根拠に基づいた画期的な報告書といえます。
膨大なデータの中で浮かび上がってきたのが、7つのポイントです。。
これらの項目は妊娠をめざすうえで食生活上、特に重要なファクターで、
できるところから改善していけば不妊のリスクを減らせると著者は断言しています。
1.全粒粉など、精製度の低い穀類を選ぶこと。
食後の血糖値を急激に上げるような精製された炭水化物は減らすこと。
2.オリーブオイルのような不飽和脂肪酸を多く摂り、
加工食品やファストフードなどに含まれるトランス脂肪酸は避けること。
3.牛乳、あるいはヨーグルトやアイスクリームは無調整のものにすること。
スキムミルクやカッテージチーズ、フローズンヨーグルト等の低脂肪(無脂肪)乳製品の摂取は
回数を減らすこと。
4.植物性タンパク質を多く摂り、動物性たんぱく質を減らすこと。
5.葉酸やビタミンB群を含むマルチビタミンのサプリメントを摂取すること。
6.水を十分に飲むこと。コーヒー、紅茶はひかえめに。
砂糖入りの清涼飲料水は飲まないこと。
7.体重をコントロールすること。太り過ぎているようであれば、
排卵障害改善のために体重の5〜10%を減量すること。
1日30〜60分、からだを動かすこと。
何もしていない人は運動を始めること。
(日本経済新聞出版社刊 「妊娠しやすい食生活」より抜粋
次回は各項目について、簡単に説明を加えたいと思います。
妊娠しやすい食生活(2)はこちら
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2015年06月09日
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