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かもめ、『ひょうそ』に泣く(前編)へ戻る
化膿して腫れあがった親指。
スッパリ切開して短期決戦に持ち込むか、それとも体内のマクロファージに膿の処理を託して、
時間はかかっても臨時休診を確実に避ける道を取るか…。
待合室で順番待ちをしている間も、心は揺れ動く。
(そうだ!最小限の切開で排膿だけして内部の消毒はせずに様子を見る、という手がある。
痛みも減るし、仕事も休まずに済む。
考えが決まって間もなく診察室に呼ばれた。
医師 「どうですか、経過は。」
私 「おかげさまで峠は越えたようですが、まだ痛みます。」
患部を手にとって診ていたドクターは
「だいぶ腫れていますね。たまった膿を取ったほうがいいでしょう。」
立ち上がって処置道具棚まで行き、引き出しを開けて器具を選んでいる。
もし、メスを持ってきたなら『待った!』をするつもりだった。
振り向いた医師が
「切開しちゃうと仕事困るでしょ。確か鍼の先生だよね。」
私 「そうなんです!なんとか切らずに済む方法ありませんか?」
医師 「じゃ、注射針でつついて出そう。」
私 (やったぁ!さすが名医!)
ところが処置棚から出してきたのは、恐ろしく太い注射針だった。
(ひぇ〜っ!まるで馬用?)
手際よく患部の消毒をすると、すぐに取り掛かろうとする。
思わず私、
「あのぉ〜」
医師 「なに?」
私 「麻酔なしでやるんですか、その針で…ブスッと?」
(完全に引いてしまっている。(笑)
医師 「大丈夫、ちょっとつつくだけだから。」
私 「はぁ…。」(まな板のかもめ、覚悟を決める)
ドクターは爪と皮膚の境目に針先を当て、何度かこするようにしている。
つついているのでなく、カッター部分で切開しているのだ。
と、練乳のような白いものが、むにゅ〜、と出てきた。
すごい、全然痛くない!
小豆2粒分の排膿処置と事後消毒、最後に防水バンを貼って終了。
時間にして5分位。
さすがプロ、見事なもんです。(パチパチ)
痛みは半減し、これなら大丈夫。
しかも傷も最小限だから明日は仕事ができそう。
ところが夕方になり、また少し痛みが出てきた。
しげしげ見てみると、まだ膿が残っているように見える。
(絞ったらまだ出るかも…。)
やってみたら、出た出た!さらに小豆2粒分の練乳。
これで8割方痛みは解消されたが、強く絞りすぎたせいか内出血で患部が赤黒くなってしまった。(笑
翌朝、痛みはほとんど無くなったが、強い痒みが襲う。
注射針でつついてたまっていた血を絞り出すと、痒みがスーッと引いていった。
1件落着の瞬間でした。
痛みが無いってことは本当にありがたい。
自分は1週間だけで済んだけど、来る日も来る日も慢性の痛みにさらされ、
永年つらい思いをしている方は多い。
そうした方々の痛みを少しでも楽にしてあげられるよう、これからも頑張ろう!
太い注射針にビビッた昨日の自分はどこへやら、
痛みが取れた途端、前向きに豹変するかもめでした。
ああ、情けない、恥ずかしい!(爆
Produced by かもめ針灸治療室
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小豆粒2個ほどの膿!そんなに出るんだー!
と感心してしまいました。(しかも2回も。)
それだけの膿ってことは
白血球さんご苦労様って感じがします^^
最小限度の治療で大きな効果。
これって鍼灸もそうかもしれませんね〜♪
ひどい人は爪を取ってしまうほど膿がたまるそうです。
私はまだ軽いほうでした。
それにしても、菌に負けること自体が免疫力低下の証拠でしょう。
いつも患者さんに言っている言葉をそっくりそのまま自分に言い聞かせたいと思います。(笑
今年は厄年? ^^)
どんな状況で受けた痛みだとしても、痛みを
経験するという事は、例え1週間でも貴重な
体験ですよ。(^▽^*)
より、患者側に近づけるでしょ。
前向きに豹変したかもめさんが、とっても
嬉しいです。
膿の出てきた瞬間てどんなだろうと思うと、
今までの私の無謀な考えに恐ろしくなります!
無理をしていられるのでしょうね。
本当にお大事にしてくださいね。
本当にそうですね、貴重な体験でした。
2回目は辞退させていただきます。(笑
絵夢さんの痛みも少しずつでも、
軽くなっていってくれたらいいですね。^^)
最近は無理してないから、大丈夫!
今回は単なる免疫力の老化です。(爆
サトさんこそ無理しないでくださいね。
日中も仕事してるのに、夜中の3時半にコメント返信書いてたら
寝るヒマないのではありませんか?
パソコンより自分の体を大切にしてくださいね。
気に障ったらゴメンナサイ。(ペコ)
サトさん、忙しすぎて倒れないかと心配なのです。^^)