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緊急入院顛末記(その1)へ戻る
― 我慢の限界がきた、 病院へ行こう!―
自己診断と治療をして、多少楽になる。
7月に入り忙しかったから、多分疲れからだろうと思った。
そういえば、昨夜も遅くなってしまったのだが、最後の30分くらい、
膝から下に異常な寒さを感じた。
我慢できずに電気ストーブをつけ、膝下を暖めながら机に向かっていた。
(この時期、それ自体がおかしいよなぁ〜。)
などと考えているうちに、8時に最初の患者さん。
8時半に次の患者さん。
胸の痛みと息苦しさは続く。
9時過ぎに3人目の患者さんが来られた頃、急にムカムカと吐き気が襲ってきた。
(これはやっぱり無理かもしれない…。)
意を決して自宅に電話し、妻に急いで来るよう頼んだ。
気力をふりしぼって治療を続けるが、笑顔になれない。
(こういう時に踏んばれるかどうか…、それがプロだ、ガンバレ!)
と、むち打つが、いよいよつらくなり、動作がのろくなる。
妻が来てくれるまでの時間の、なんと長かったことか……。
今日の予約患者さんに治療キャンセルの電話をし、タクシーを頼んだ。
妻に、これからY病院へ行くことを告げる。
妻 「近くのKクリニックじゃだめなの?」
私 「そこの先生は外科の出身だし、設備もないから、どうせ大きな所へ
回されると思うよ。」
タクシーは10分ほどでY病院に着いた。
実はタクシーに乗った途端、吐き気が半分に治まった。
気持ちに踏ん切りがついたからだろうか。
10年前に開業して以来、体調不良での臨時休診は1日もなかった。
それが自慢でもあった。
(とうとう、切れてしまった。残念だけどギリギリまで頑張ったんだから仕方ないよな。)
患者さんからは
「先生はいつもニコニコ元気ですね。なにか秘訣でもあるんですか?」
などと言われ、
「私だってスーパーマンじゃないんですから、1日が終わればグッタリですよ。」
内心、自分は大丈夫、という慢心があったと思う。
胸痛と息苦しさは相変わらずだが、吐き気と不快感は減っていた。
初診申し込みをして体温測定、 37、4度。 アレ!微熱がでてる。
確かに体が、風邪を引いたときのような熱っぽさを感じる。
まさかインフルエンザウィルスで胸痛が起こってるんじゃないだろうな…。
しかし、他の症状、咳、のど、鼻などは全くなし。
問診コーナーで事情を話したところ、早い検査が必要と判断してくれたらしく、
車イスを押した看護師が迎えにやってきた。
検査に行きますからこれに乗ってください、という。
私 「あのー、なんとか歩けますけど…。」
看護師 「歩かせないようにとの先生の指示です。」
Produced by かもめ針灸治療室
連載小説みたいですよ。
臨時休診は残念でしたね。お気持ち良くわかります。
続編楽しみにしていますね。
ありがとうございます。
2週間前を思い出し、思い出し、書いています。
その時は必死でしたが、振り返ると結構滑稽だったなぁ、なんて思います。
思い切り楽しんでくださいね。(爆
すべてはやはり仕事しすぎの不養生だったりするのですが、
お客様はそんな風に見てくれないかたも。
うちの場合だったら、薬が効かないとかの評価にもつながりかねない・・・・
とにかく雑音は気にせずゆっくり休んで下さいね
主人は若い頃気胸で入院したことがあるのですが、
その頃の最初の状態に似ていますね。
本当に気胸だったのかしら・・・?
ウーン続きが気になりますね。
それにしても落ち着いてます!
自分が同じ状況なら、間違いなくへなっているでしょう。
続きをお願いします!
なかには漢方や鍼を魔法の医学のように思ってる方がいますね。
西洋医学には無い長所、効果がありますが、当然ながら弱点、限界もあります。
その辺を理解してもらっていないと、今回のようなとき困ってしまいますね。^^)
退院して時間が経っているんで、冷静に振り返っていますが、
その時は内心パニックだったですよ。
あまりの急展開に唖然としてるまに時間が過ぎていった、
そんな感じでした。
楽しみにしていただいて、嬉しいです!^^)