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先日、新聞で『病院の実力』 by YOMIURI ONLINE
なる記事を読んで、Kさんのことを思い出しました。
ご主人が、検査入院先の病院で亡くなってしまったのです。
元々、心臓に持病があり、定期検査で冠動脈の1本に異常が見つかり、
入院のうえ処置をしてもらっていたのですが容態が急変し、
緊急手術のかいなく助かりませんでした。
病院側の説明では、いつ心筋梗塞の発作が起きても不思議でない
状態だったので医療ミスではないと…。
しかし、直前まで元気だったし、緊急入院という感じではなかったと、
Kさんは言います。
長年、世話になっていた医師の言葉だったので、遺族は複雑な思いを抱いたまま
説明を受け入れたそうです。
こうした話は、ちょくちょく耳に入ってきます。
最近、ひどい腰痛で治療に来られたHさん。
数回の治療にも一向に改善の気配がなく、夜も眠れない状態が続きます。
万が一のことを考え、市内の病院で検査をするよう勧めました。
CTは近所の整形で撮ってもらって異常が見られなかったので、
できればMRIを頼んだらとアドバイスしました。
その結果は、…原因不明。
しかし、痛みがひどいため、とにかく手術しましょうと言われたそうです。
Hさん、
「原因が分からないのに手術というのは納得できない、それに場所が場所だけに恐い。
かといって、痛み止めも効かないため、ろくに眠っていないため体はもう限界…。」
悩むHさんに、評判のいい整形の先生がいるから、MRI写真を持って
セカンドオピニオンを受けに行くよう助言しました。
その先生は以前、MRIを撮った病院の整形外科部長をやっていた関係で、
快く写真を貸してくれることになったそうです。
先生はMRI写真を見ながら、担当医にその場で電話をかけ、
MRIを追加撮影するよう頼んでくれました。
そして、隠れて見にくい部分にヘルニアが見つかったそうです。
結局、Hさんは手術をすることなく、通院で治すことができました。
患者さんのKさん。
娘が乳がんの手術で全摘を勧められ、セカンドオピニオンを求めたいと主治医に相談したところ、
露骨にイヤな顔をされたそうです。
意見を求められたのでこう話しました。
「ほかでもない、自分の体のことなのですから、誰にも気兼ねする必要はありません。
患者には自分が納得できる方法を選ぶ権利があります。
セカンドオピニオンに抵抗する医師の診断は信頼性が低いと思います。
どうしてもダメなら再検査してもいいじゃないですか。
あとで後悔しないためにも気持ちを貫くべきです。」と。
セカンドオピニオンの結果、部分切除で済み、乳房形成手術も併用し現在経過観察中です。
こうしたことを考えると、『病院の実力』、『医師の実力』の差は歴然として存在していると思います。
(鍼灸師も例外ではありません…。^^;)
こと命に関わる病気に直面したとき、最善の治療を受けたいと思う気持ちは皆同じでしょう。
しかし、なるべく近くで、いい病院はどこなのか…、それがわからないのが現実…。
口コミはこうした場合、当てにはなりません。
実はここ数年、情報公開が進み、病院の実力に関する客観的データも
手に入るようになってきました。
全国津々浦々とはいきませんが、各地域の拠点病院における得意分野の情報が
得られるようになってきています。
そのなかでも読売新聞社が作った『病院の実力』というサイトがあります。
疾患別に、各地域の実力に優れた病院が検索できるようになっています。
手術件数と治療の実力は比例しないという意見もあります。
当然、このサイトに出てくるデータがすべてを決めるわけではありませんが、
いざという時にひとつの検討材料にはなると思います。
さらに、病気に関する関連情報も記載されています。
現在、病院を探している方、こうしたデータに興味のある方はご覧ください。
『病院の実力』 by YOMIURI ONLINE
『病院の実力 2006』は本としても販売されています。
本ではセカンドオピニオン外来受付のある病院も記載されています。
また、『セカンドオピニオン・ネットワーク』というサイトでは、
セカンドオピニオン協力医の氏名、連絡先、連絡方法などの情報が得られます。
Produced by かもめ針灸治療室
病院の実力、確かに差はあると思います。
自分が患者になったときを考えると怖いですよね。
セカンドオポイニオン。ぜひ浸透してもらいたいですね。
こちらこそ、はじめまして。
コメントありがとうございました。
おさたんさんのブログ、拝見させて頂きました。
興味のあるテーマがわかりやすく書かれてますね。
ちょくちょく訪問したいと思います。
こちらにも遊びに来てくださいね。^^)
かもめさん、貴重な情報ありがとう御座います。
自身を過信し過ぎてか、セカンドオピニオンに抵抗する医師
多いですよね。検査入院で亡くなってしまった方の遺族は
自分を納得させるのは、大変だったと思います。
医療過誤で裁判になっているのは氷山の一角で、水面下にはKさんのような遺族の方がたくさん居られるのだと思います。
医師の世界も玉石混交ですね。^^)
良いかかりつけ医を持つことと、いざという時の情報源があるかどうかが大切ですね。
『病院の実力 YOMIURI ONLINE』のようなサイトがもっと増えるといいですね。^^)
優しい言葉が嬉しかったもので....(ρ_;)
ポチッ!
絵夢さんが、以前より前向きに努力されてる様子が感じられて、私もとっても嬉しいです。^^)