2006年06月23日
筋ポンプの活用が健康を左右する
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体のすみずみに栄養と酸素と熱源を運んでくれる血液。
そして、それをめぐらせるポンプ、心臓。
ところが心臓というのは押し出す力は強いのですが、吸い込む力は案外弱いのです。
ましてや、リンパ液のように粘りの強い液はなおさらです。
特に、下半身の静脈血(心臓に戻る血液)は重力のため上に昇ってきにくく、
心臓は負担を強いられます。
体はよくできていて、心臓のほかにもう一つのポンプを持っています。
それが筋ポンプというものです。
静脈管(心臓に戻る血液が流れる血管)には逆流防止の弁がついています。
筋肉を動かすと静脈はギュッとつぶされて血液は上へ送られます。
その分、下から吸い上げられます。
上に昇った血液は逆流防止弁により、下に戻らない。
心臓が電動ポンプとすると、筋ポンプは昔よく使った手動式のポンプといえます。
手動式だから、自分で努力しなければ働いてくれません。
この筋ポンプを効率よく働かせてくれるのがウォーキングや散歩です。
毎日のウォーキングは薬以上の効果があることがわかってきました。
また、体操も有効です。
ただし、あまり無理せず自分の体調に合わせて行うようにしましょう。
軽めにして継続を心がけてください。
長く続けることにより血糖値の安定化、コレステロールの低下も期待できます。
ストレスも発散されて、いいことずくめです。
カロリー消費の面だけでなく、筋ポンプを働かせて心臓を助け、体のすみずみに
血液を巡らせて健康を増進させてくれます。
運動ができない方は、腕や足を心臓より高くしたり心臓方向にマッサージをして
血液を戻りやすくしてあげるのも有効です。
次回は『筋ポンプ活用で静脈瘤予防』というテーマで書きたいと思います。
Produced by かもめ針灸治療室
この記事へのトラックバック
擦る感じでも良い?
それでいいですよ。
親指と人差し指でしっかり挟み、ゆ〜っくりと心臓へ向けて、血管の中の血液を絞り戻す感じです。
最初はうまくできないかもしれませんが、だんだん慣れますよ。
入浴時、体を洗いながらやると滑りが良いので楽にできると思います。^^)
次回の記事でもう少し詳しく書きたいと思います。