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高血圧の基準値が1992年2月に変更になりました。
旧 新
上 160 mmHg → 140 mmHg
下 95 mmHg → 90 mmHg
この基準変更により、60代以上の半数は高血圧ということになってしまいました。
予防のために早期に注意を促すという点では良いのですが、
必要以上に血圧を下げすぎないことも大切と思います。
加齢とともに顔にはシワができ、髪は薄くなり、というように体は
あちこち老化が進んできます。
血管の老化、すなわち動脈硬化も避けられない自然現象なのです。
バランスよく、穏やかに老化してゆくことは悪いことではないと思います。
年齢とともに少しずつ血圧が高くなっていくのは、むしろ体の持つ調整作用です。
基準値にこだわりすぎて薬で無理に下げすぎた場合、末梢血管の流れが悪くなり、
かえって脳梗塞などの原因になりかねません。
血圧には個人差がありますから、なにがなんでも入れなければ…
なんて思ってはいけませんよ。
『降圧剤の種類』
たくさんありますので、代表的なものを挙げます。
@ 利尿剤
むくみがある方には尿量を増やすことにより、血液量を減らし血圧を下げる
A α、βブロッカー
血圧上昇物質のカテコラミンを減らし、交感神経を抑制し血圧を下げる
B カルシウム拮抗剤
血管筋へのカルシウム流入を抑え、末梢血管を拡張させ、血圧を下げる
C ACE(アンジオテンシン系薬剤)
アンジオテンシンは腎臓から出るレニンというホルモンから作られます。
血管収縮作用が強いのでこれができにくいようにすることにより血圧を下げます。
最後に 『高血圧予防のサシスセソ』と私がよく利用する『食事療法のサイト』を紹介して、血圧の豆知識シリーズを終了とします。
サ:酒 シ:塩 ス:睡眠 セ:精神的ストレス ソ:その他、運動不足、過食
『食事療法のサイト』
次回は高血圧対策のツボ療法について書きたいと思います。
Produced by かもめ針灸治療室
2006年06月04日
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加齢だから仕様が無い って名医。
高血圧予防のサシスセソ=私の場合は手遅れだけど、
ス と セ が かなり。 (-_-;)
そうですか…。
肉体的にも、精神的にもかなり無理を重ねられたんですね。
でも、これからですよ、大事なのは…。
再発すると症状がひどくなることが多いですから、
まずそれを防ぐことが大切と思います。
そのためには、気持ちの切り替えが必要ではないでしょうか?
これからは高速道路を降りて、一般道をゆっくりのんびり、
走ったらどうでしょう。
私の父も54歳のとき脳梗塞になり、一時半身不随と言語障害が
出ましたが、努力で乗り越えました。
検査の数値や画像など目に見える部分はこの世の半分であり、
実は見えない世界がまだ半分を占めている、そう思います。
加齢のせいではありませんよ。
まだまだ大丈夫、自分の力を信じてマイペースで努力を続けてくださいね。^^)
糖尿の方は血液が酸性になりやすく、同じ血圧でも流れにくい傾向が出ます。
しっかり休養と睡眠をとって、血圧とヘモ値をいい状態でコントロールしてくださいね。^^)