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結論から言うと、下の血圧がうんと高い方、さらに上の血圧と下の血圧の差が大きい方は
動脈硬化が進行している可能性があります。
この機会に、そもそも『上の血圧、下の血圧とはなにか?』と、いうことを簡単に述べてみますね。
専門書などで、収縮期血圧、拡張期血圧と書かれたりするように、心臓の収縮時、拡張時の血圧をいうのですが、あまりピンときませんね。^^;)
血圧測定するときに、ギューッと締め付けますが、あれは何をしているのかというと一時的に血流をストップさせているのです。
そして、徐々にゆるめてゆくと血流が再開し、止まっていた拍動音が聞こえ出します。ここが上の血圧です。
さらにゆるめてゆくと血管が全開となり拍動音が消えます。ここが下の血圧です。
つまり、血管を押しつぶしたり、戻したりして血管内を流れる圧力を測定しているわけです。
と、なると、血管の壁が固くなるほど数値が高くなるということ、理解できますよね。
こうしたことから考えると、下の血圧が高い、上の血圧と下の血圧の差が大きい方は血管の弾力性が悪くなっている可能性が大きいと考えられるのです。
では、動脈硬化が進行すると何故恐いのでしょうか?
まず、血管が破れやすくなるということ、さらに、詰まりやすくなることです。
(内壁に傷があったりすると、血液成分が付着してどんどん狭くなっていきます。)
もっと恐いのが、全身の血行状態が悪くなることです。
血管の弾力性が心臓のポンプ作用と連動して血液循環を助けています。
末端の毛細血管まで硬化してしまうとほとんど血液がめぐらなくなり、指が腐ったり、失明することさえあります。
当然、心臓は孤立無援で全身に送ろうと頑張りますから
さらに上の血圧は上昇することになります。
血圧が上がれば、さらに血管を傷つけて動脈硬化が進み、下の血圧がさらに上がっていく、
といった悪循環に陥ってしまいます。
動脈硬化予防はすべての病気の予防につながります。
最終回の次回は
『血圧の下げすぎにも注意!』というテーマで
高血圧予防のサシスセソ、や降圧剤の種類についても書いてみたいと思います。
Produced by かもめ針灸治療室
2006年06月02日
この記事へのトラックバック
また次を楽しみにしています。
こちらこそいつもありがとうございます。
仕事柄、患者さん自身や、身内の話をいろいろ聞くことが多いのです。
治療室の患者さんだけでなく、1人でも多くの方に見て頂いて健康のお役に立てれば
これほど嬉しいことはありません。^^)