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「先生、猫が死んでるよ!」
玄関で患者さんが私を呼んだ。
駐輪場へ行ってみると、グッタリ横たわった三毛猫が目に映った。
よく見ると弱々しく腹部が動いている。
まだ生きている…。
見覚えがあった…。
朝、玄関先で私の足元にまとわりついてきた子猫だった。
このあたりの猫は私に近寄ってこない。
もともと猫嫌いの上に、糞尿の害で迷惑を受けていた私は、
庭で彼らを見つけると追い払っていた。→ 困った猫たち
「あのとき、助けを求めてすり寄ってきたのだろうか。」
かわいそうに思えてきた。
呼びかけると頭を持ち上げて私を見た。
目のまわりはヤニだらけで、片目は開かない。
鼻先もベトベトに汚れている。
ガリガリに痩せて毛並みも悪い。
すぐに目を閉じ、頭を落とした。
このまま死なれると見殺しにしたようで後味が悪いので、近所の獣医に来てもらった。
「猫の風邪だね。一応手当てしてみるけど、こりゃもう駄目かも知れないなぁ。」
注射を一本打ち、目ヤニと鼻の汚れをきれいに拭いて獣医は引き上げていった。
横たわる猫に夏の西日が暑そうで、タオルにくるみ日陰に移し、仕事に戻った。
夕方、様子を見に行くと…、姿がなかった。
あちこち覗いてみるがどこにもいない。
どこへ行ったのだろうか…。
誰かがひょっとして…。
いや、あんなに汚れて死にそうな猫を誰が連れてゆくものか。
獣医も知らぬと言う。
夜、眠りにつくまで子猫のことが頭から離れなかった。
翌朝、玄関の鍵を開けていると、なんと…、
床下から子猫が姿を現し、足元にまとわりついてきた。
頭をなでてやると「ニャオ」と鳴いた。
今日は両目があいている。
皿にミルクを入れてやると、おいしそうに音を立ててなめた。
誰にでも愛敬を振りまくその子猫は、近所の女の子が両親にねだって
飼ってくれることになった。
親猫に成長した今も、たまに遊びに来る。
このできごと以来、私の猫嫌いは少し解消された。
ほら、立派になったでしょう。↓
迷いネコ 2.jpg
あちこち覗いてみるがどこにもいない。
どこへ行ったのだろうか…。
誰かがひょっとして…。
いや、あんなに汚れて死にそうな猫を誰が連れてゆくものか。
獣医も知らぬと言う。
夜、眠りにつくまで子猫のことが頭から離れなかった。
翌朝、玄関の鍵を開けていると、なんと…、
床下から子猫が姿を現し、足元にまとわりついてきた。
頭をなでてやると「ニャオ」と鳴いた。
今日は両目があいている。
皿にミルクを入れてやると、おいしそうに音を立ててなめた。
誰にでも愛敬を振りまくその子猫は、近所の女の子が両親にねだって
飼ってくれることになった。
親猫に成長した今も、たまに遊びに来る。
このできごと以来、私の猫嫌いは少し解消された。
ほら、立派になったでしょう。↓

Produced by かもめ針灸治療室
その生死に関わったから、その後が気になるでしょう?
可愛いものでしょう? 猫も女性も擦り寄って来ると。(笑)
でも、昔、撫でようとしていきなり引っかかれたことがありまして、猫も女性も相手を見て近づくようにしています。(笑
動物もこちらから心を開くことにより、こたえてくれるのでしょうね。
いい経験をさせてもらいました。^^)
ほのぼのしますね。
情が移っていく様子がこちらに伝わっていきます。
付き合っていくと分かることってあるんですね。
またゆっくり伺います。
これからもよろしくお願いします。
いえいえ、こちらこそよろしくお願いします。^^)
実は、自宅でも一度死にそうな子猫が迷い込んできて、例の獣医さんにからかわれました。(笑
その子は元気になったら居なくなってしまいまして、娘とあちこち探したのですが…。
多分、母猫のところへ帰ったとはおもうのですが…。
死にそうな猫に好かれて困っております。^^;)