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鍼灸院経営のヒント集(1)に戻る
開業すれば、とにかく患者は必ず来ます。
最初の1ヵ月が大切です。
飲食店などのオープンなら気軽に入って行けますが、治療院はそうではありません。
自分が患者さんの立場になって考えてみるとわかりますよね。
まして鍼灸となると、オープンしてすぐに来られる方というのは、
よほどつらい症状か、ほかでパッとせず新規を試しに来た人か、
はたまた、鍼灸にある程度慣れている方が治療師の腕前チェック(?)に来たか…。^^;
いろんな方が来られると思いますが、とにかく最初の10人の方をきちんと治療できれば、
紹介、口コミで必ず増えていきます。
つらい症状がとれれば、うれしくて患者さんは周囲にかならず話しをします。
また腕前チェックの鍼灸ファンは、あちこちで治療の感想やら、印象やら、どんな先生か
などまで宣伝してくれます。
この方たちは、あちこちで治療を経験して慣れてるだけに説得力があります。
1人の患者さんの後ろには10人、20人の患者さんがつながっています。
患者さんは治療費を払ってくれるだけでなく、自分の治療院の宣伝担当や、
営業マンになってくれます。
そういう意味で、1人1人の患者さんを心から大切にしてくださいね。
なぜなら、悪い印象を持たれてしまうと、逆の宣伝をされてしまいます。
最初の1〜2ヶ月が大事です。この時期を過ぎると紹介のペースが落ちてきますから
スタートダッシュに全精力を傾けてください。
初速が遅いといつまでも離陸できません。
初めはじっくりボチボチでいいやなんて思っているうちに、
世間の注目は薄れていってしまいます。
この辺がわかっていなくて私は苦戦しました。^^;)
また、スタートダッシュを成功させるためには、治療そのものに
ある程度の自信が必要です。
誰でも初めのうちは不安です。胸はドキドキしていても、
顔はにこやかに、自信ありそうにみせてくださいね。
(これがなかなかむずかしい…^^)
患者さんはとても敏感に察してしまいます。不安感を持たれてしまうと紹介してくれません。
むろん、本人も来なくなるでしょう。
自信ができて、はじめて開業してください。あせることはありません。
開業にはまとまったお金が要ります。
失敗したらパァです。(それはそれで貴重な経験にはなりますが^^;)
したがって開業のタイミングは十分検討して、入念な準備が必要ですよ!
開業スタートを成功させるためには、患者さんとの信頼関係をいかに早く
築くかも重要なポイントになります。
次回はその辺のことを書いてみたいと思います。^^
Produced by かもめ針灸治療室
2006年05月11日
この記事へのトラックバック
まとまったお金もないのに独立してしまった私。本当に苦労しました。落ちそうで落ちない線香花火のように、なんとか切り抜けましたが…。
開業資金をきちんと用意しておけば、堂々としていられますし、患者さんの安心にもつながると思います。過去の自分の振り返ると、反省点ばかりです(^。^;)
私も初めは軽く考えてました。
ベッドや治療用具等をそろえたら何とかなるだろうくらいに…。^^;
恩師の先生に
「2年分の生活費も確保してから始めなさい。金の工面に追われると顔に出る。いい治療ができなくなるよ。」
といわれ、その分まで借金しました。
1年目は毎月減り続ける残高とにらめっこでしたが、いい意味でのプレッシャーでした。
先生には感謝しています。^^)