2006年05月07日

鍼灸院経営のヒント集(2) 開業への2つの課題

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『鍼灸だけで食べていくのは難しい』という現状の根底には
さまざまな問題が存在しますが、特に大きな2つの課題があります。

@ 収入に対する不安

これはやりようによって、ちゃんと生活してゆけます。大丈夫!

大もうけは期待できませんが、収入以上にやりがいを求めたい方に、とても向いた仕事です。

この辺のことは 『鍼灸師のツボ日記』 にていねいに書かれていますので、ご覧ください。

私自身も、お金をいただいたうえに 感謝の言葉までかけてもらうと、
「この仕事をしていて良かった〜。」とうれしくて、疲れが吹き飛んでしまいます。^^


A 臨床を積む場

これが少ないために、開業に自信が持てなくて迷っている方が多いと思います。

私は、幸運にも鍼灸院に入り込むことができ、初めは研修生、後にスタッフとして
臨床を積ませてもらいました。

現実には、研修生を開業まで育て上げてくれる余裕のある鍼灸院はほとんど無いのが実情でしょう。

仮に、見つけても簡単には入り込めません。

でも、本気で「鍼灸でやっていきたい!」
その熱意があれば道は開けると思いますよ。


もし仮に、私がこれから開業を目指す立場なら…うーむ、どうしようか。

ひとつの作戦として

2年間の生活費と開業資金をまず確保してから、「この人!」
と思う先生をみつけて
「無給でいいから、臨床積ませてください!」
と頼みこむのはどうでしょう。

研修先は、とにかく繁盛している鍼灸院で、勉強会の場もあれば
言うことなし。(この段階で、もう私は失格…^^;)

それから、研修は2ヶ所以上で積んだほうがいいですよ。

先生により、施術スタイルや考え方は10人10色ですから複数経験することにより、
長所、短所が比較できます。

いいところを取り入れて、自分なりのスタイルを考えることができます。

<資金のため方について>

私なら、マッサージでガンガン稼ぎまくります。

実際、学校時代はそれをメインに収入を得ました。その気になれば月30万以上は稼げるとおもいます。
(私の場合は運送業や老人病院のヘルパーなどもやりました。お金では買えない体験もしましたが、
やはりマッサージのバイトが役に立っていますよ。)

「鍼灸をめざすなら指が荒れるからマッサージはするな」
という先生もいますが、私は逆の考えです。

鍼灸専門でやる方も、いざというときマッサージはできるように
しておいたほうがいいと思います。

1人でも多くの体を触ることにより、指先でコリなどの感触を
覚えることができます。

マッサージで稼ぐことは一石二鳥と思います。

最後は稼ぎ方講座みたいになってしまいました。^^;

Produced by かもめ針灸治療室






posted by かもめ at 21:37| ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 鍼灸院経営のヒント集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私のブログを紹介していただき、ありがとうございます。かもめさんのヒント集、今後が楽しみです。かもめさんと私では開業までの経緯が違うので、とても参考になります。
Posted by クリ助 at 2006年05月08日 01:24
クリ助さんへ

リンクを貼っていただいてこちらこそありがとうございます。
鍼灸をめざす方へのエールとともに、自分への戒めのつもりで書いていきたいと思います。
Posted by かもめ at 2006年05月08日 09:14
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