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前回の記事 [アンチエイジングと鍼灸(その1)]で、
『腎』が老化と深く関わっていること、何となく解ってくれましたか?
解ったような、わからなかったような…。^^;)
要約すれば 『腎の精』 『腎のシステム』を大切にすれば、
老化を防止できる、ということでした。^^)
こういうことを、4千年前の医学書に書いてあるのですから、
いかに先人たちが偉大であったかわかりますね。
気の遠くなるような、経験と観察の積み重ねの
集大成が東洋医学なのです。
今回は、アンチエイジングのための食事や生活面のアドバイスです。
まず食事面ですが、塩分に気をつけてください。
五臓に対比させた五味という概念が中医学にはありますが、
それによると、腎は塩辛い味(かん味)に注意するようにと
記述されています。摂りすぎないようこころがけてください。
ただし、不足し過ぎてもいけません。
適量の塩分がないと逆に『腎』は働きが低下します。
そして、黒い食物が腎システムを強化してくれるものが多いようです。
(たとえば、ひじき、きくらげ、黒豆などのような…。)
また、漢方薬に使われている材料で手に入れやすいものが
ありますので紹介しますと、
山薬(やまいも)、クコシ(クコの実)、タイソウの仲間の
棗(なつめ)や杏(あんず)、ドライプルーンなどがあります。
(ドライプルーンは食べ過ぎに注意!便がゆるくなります。)
あと、大事なことは『冷えに注意!』です。
『腎』は冷えると機能が低下します。
これからの季節、冷飲食の摂り過ぎや冷房に注意してくださいね。
とくに、腰やおなか、膝から下を冷やさないこと、
これもアンチエイジングの第一歩ですよ。^^)
次回はアンチエイジングのツボ療法を書きたいと思います。
Produced by かもめ針灸治療室
2006年05月03日
この記事へのトラックバック
腎の脈が弱い、と言われた私は、アンチエイジングに意識して取り組まなくては。からだの中から、ということが大事ですね。
男性より女性のほうが腎が早く老化するそうです。(怒らないでくださいね。私の発言ではなく例の黄帝内経にそう書いてあるんですから…。^^;)
確かに女性は月経や、妊娠、出産など腎を酷使する機会が男性より多いですからね。
痛みなどの症状は体からのサイン、体の訴えと思って内側からもケアしたいものです。そういう私も…^^;