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患者さんから、隣町に芝桜の名所があることを聞いた。
「それはそれは綺麗な絨毯を、一面敷き詰めたようだったわ。」
その言葉に、何としても見てみたい思いに駆られ、
今にも降り出しそうな日曜日の昼下がりに妻と娘を誘い、車で出かけた。
だいたいの場所から
(あの公園に違いない。しばらく行っていない間に芝桜も植えたんだなぁ。)
と、思った。
目的地に向かう間にいよいよ空は重くなり、ポツポツと雨が落ちだした。
やっと駐車場に着き、なだらかな坂道を傘を差し、公園へと登ってゆく。
公園に近づくにつれ、変だなぁ、と思い始めた。
あまりにも静かなのである。
(芝桜の名所ならもう少し賑やかでもよさそうなもんだろうに…。
いくら天気が悪いからって…。まさか、ひょっとして…。)
その予感は当たっていた。
広い園内は見渡す限り人影はみえず、完全に借りきり状態であった。
理由は簡単。桜はすでに散り終え、ここの売りの花菖蒲の開花はずっと先。
だから、客が一人もいないのだ。
名前がせせらぎ公園。高台から湧き出るきれいな水が、
園内のいくつかの水路をさらさらと流れている。
その水を利用してたくさんの菖蒲を植えている。
せっかく来たけど、雨も降っているし、帰ろうとしたそのときだった。
「奥さん、クレソン持っていかない?」
70代のおじさんが、手に鎌を持ってやってきた。
「どうせ、刈って捨てるんだからもってゆきなよ。」
公園管理のおじさんのようだった。
季節外れの物好き客へのお土産のつもりなのだろう。
「じゃあ、少しだけ…。」
あっという間に両手いっぱいのクレソンをもらってしまった。
もらったはいいが入れる袋が無く、私が両手に抱えて運ぶことにした。
公園の坂道を下りきり、歩道に出て駐車場のあるスーパーへと
向かう途中、すれ違う人たちの視線がだんだん気になってきた。
私とクレソンをチラッ、チラッと見るのである。
ほどなく、原因がわかった。
道路わきの畑に、朱書きの看板が何枚も立てられていた。
『 野菜泥棒、お断り!!』
……みなさん、野菜をもらうときは、袋、必携ですね!^^;)
Produced by かもめ針灸治療室
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少しわさびを食べる時にお好みで使うと凄くわさびの辛味と逢うんですよ。
クレソンは血液サラサラ効果があるそうです・・良いなー。
田舎の人はあまり食べないからね・・鶏の餌だとイィツテね。ポチ・・毎朝忙しいときでもポチ忘れないようにするね。
いつも応援ありがとうございます。
サラダ、おひたし、てんぷら、料理の付けたしにと3日間、クレソンづくしで堪能しました。そうですか、わさびとも合うんですか。今度試してみます。^^)