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下の図を参考にしてあおむけになり、ゆっくりと息を吐きながら、
おなかのあちこちを押してみてください。
(一本の指では力が入りにくいので、三本指で押してみてください。
その際、もう片方もいっしょに添えると楽に押せます。)
@:肝系ゾーン
A:腎系ゾーン
B:婦人科系ゾーン
C:心系ゾーン
D:胃・十二指腸系ゾーン
E:大腸系ゾーン
F:呼吸器系ゾーン
変に堅かったり、いやな痛みはありませんか?
腹診は舌診、脈診とならび東洋医学の重要な診察手段です。
健康を左右するのは五臓六腑の善し悪しであり、
それらのツボが腹部には存在しています。
だから腹診はとても大切なのです。
全体的に柔らかく、つきたてのおもちのような感じのおなかは、
とても健康状態がよいといえます。
逆に、板でも押してるようなおなかはよい状態とはいえません。
体の内部の不調がこのようなゾーンに信号として現れます。
さらに背中や腰の側にも不快な痛みや症状が出るときは要注意です。
病院での検査で異常なしといわれても安心はできませんよ。
なぜなら、病気の初期は検査に現れません。
症状が進行し、体が数値のコントロールをできなくなって
初めて検査に出てきます。
つまり病気の一歩手前の場合は検査ではわからないのです。
定期的に検査を受けていても、突然倒れてしまうことがあるのは
こうしたことなのだと思います。
こうした半分病気の状態(東洋医学では未病といいます)
のときには、舌診、脈診、腹診が有効な手段となります。
腹部の圧痛と体内の異常が密接な関係を持っていることを、
数千年にわたり先人たちが積み上げてきた集大成が東洋医学です。
21世紀の医学はこうした人類の宝ともいえる東洋医学を
積極的に活用すべきです。
「早期発見・早期治療」、これがベストの医学といわれてきました。
これからはこれではダメです。
「病気予防・健康維持」の時代です。
つまり、検査に引っかからないように自分の体を管理して行くこと。
持病を持っている方はこれ以上悪くならないように維持すること。
これがベストの医学だと思います。
なぜなら、ガンにしろ心臓病、脳卒中、その他もろもろの生活
習慣病は今の医学では完治が難しい現状なのですから…。
おかしいなと思ったら舌を見る、おなかのツボを押してみる。
体の内部をのぞくつもりでやってみてください。
そうした気持ちを持ちつづけ、体を観察してゆくことが
病気の予防につながります。
西洋医学と東洋医学の長所を上手に活用して行くこと、
これが今後の医学の方向と思います。
(関連記事 『舌は内臓の鏡』)
Produced by かもめ針灸治療室
2006年04月19日
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