朝、起きようとしたら首が動かず、動かそうとすると首から肩にかけて痛みが走る。
後ろを振り返ったり、首を前後に曲げることもままならず、顔を洗うのもつらい。
こうした寝違いは、単に首の筋肉の異常というより、過労やストレス、
睡眠不足などが重なると起きやすいことがわかってきました。
よく考えてみると寝違いを起こす前の半年から2,3ヶ月間の
生活状況に原因の芽があることが多いようです。
寝違いに、ハリはとてもよく効きますが、こうした背後にある原因も
取り除かないと、再発しやすいようです。
使用ツボ:2点(4ヶ所)
@ 落 枕(らくちん)
A 懸 鐘(けんしょう)
この4ヶ所に今回は器具を使って指圧をしてみましょう。
落 枕
手の甲の上で、人差し指と中指の骨の間を、手首の方向へさすり上げて止まるところ(強く押すとズーンと響きあり)
懸 鐘
外くるぶしの上5〜6センチのところ
用意するもの
先が丸くとがったもの(たとえば、ボールペンのキャップ側。
先は太目のほうがベター。)
やりかたとポイント
ツボに当てて、少し痛いぐらいの強さでギューッと5秒ぐらい押します。
3〜5回くらい行いますが、首の痛さに左右差があるときは
痛いほうの側に多めにおこなってください。
また、首筋から肩にかけて、あちこち押してみてウンと痛い
所、ウンと気持ちよい所もポイントですので、探してやってみてください。
そして、ドライヤーなどで暖めてやるのもいいでしょう。
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Produced by かもめ針灸治療室
2006年03月21日
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