2006年03月06日

頑固なコリは内臓から?

現代人にとっては、身近な存在の肩コリ。

慢性化してしまったために 「自分は肩コリ症だから」 とか
「疲れているせいかな」 などと、簡単に片付けてしまいがちです。

頑固なコリが、実は内臓からの危険信号、メッセージの場合があります。

そもそもコリとは一体何でしょうか?

筋肉は緊張すると固くなり、1本1本の筋線維が太く、短くなります。

すると筋肉の中を通っている血管が圧迫され、収縮することになります。

結果として血液循環が悪くなり、筋肉への栄養や、酸素の運搬が滞って
コリが発生します。

運動会やスポーツ大会の後、体のあちこちにコリが出るのはこれが原因です。

単純に筋肉疲労だけなら、時間の経過とともに取れていきます。

ところが、いつまでたっても取れない頑固なコリというのは、
筋肉を連続的に刺激している、何らかの原因があるということです。

その原因のひとつとして、内臓の異常が慢性の刺激を筋肉に与えて
いることがあります。

内臓に、たとえば胃でも心臓でもいいですが、何かの病変が
起こったとします。

するとその臓器に近い場所や、関連のある部分の筋肉が緊張して
コリとなって現れます。

koritonaizou.jpg

この現象は「内臓体表反射」と呼ばれ、もともとは東洋医学的な
考えによるものでしたが、いまでは西洋医学的にも確認されています。

そして重要なことは、こうしたコリを取ってやることにより
内臓の機能を改善できるということです。

体表から内臓へ反射作用を利用するのです。

はりきゅうやマッサージによるツボ刺激が体調を整えてくれるのは、
こうした機序によるものなのです。

内臓疾患とコリの出る場所の関係は上のイラストを参照してください。
(見にくくてごめんなさい。)

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posted by かもめ at 18:22| ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 東洋医学・鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 今日はとてもいい天気だったので、 思い切って子どもサービスの日にしました。 このところ忙しくて、「お腹すいたよ〜」と言われるまで、 晩御飯も作らず仕事するような毎日で、 ??
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