毎日鏡に向かって顔や髪のチェックはしても、
舌を見る方は少ないと思います。
「舌は内臓の鏡」であると東洋医学では考えています。
舌を見ればある程度、体の内部を推察できるのです。
舌の色、形、大きさ、舌の上の苔(こけ)の
状態にはたくさんの情報が含まれています。
体の内部で異常事態が起きていると、舌にも変化が
出てきます。
たとえば、むくんだように大きく、歯形が横に
ついている舌。
縮んだように小さく薄っぺらな舌。
やけに赤すぎたり逆に血の気のない舌。
紫色や青っぽい舌。
苔が厚くベットリ付いていたり、逆にまったく
生えてなくテカテカ光っている舌。
乾いたようにひび割れがある舌。
舌先が震えていたり、斜めに出てしまう…。
こんな方はいませんか?
ほどよい大きさで、色は赤みがかったピンク色。
苔は舌が透けて見える程度の薄さ。
これが健康な舌です。
難しい話は省略しますが、大切なことは鏡に
向かったとき、必ず舌もチェックするという
習慣をつけることです。
具合の悪いときだけ見てもダメです。
体調の良いときの舌を見ていないと比べようが
ありません。
毎日見ていると、そのうち「今日の舌、何か変だな!」
と直感で分かるようになってきます。
舌を通して自分の体の奥深くをのぞいてみる。
そういうつもりで毎日眺めてみてください。
(関連記事 『Sさんのベロ日記』)
ブログランキングに参加してます。
よろしかったら、あたたかい一票を!人気blogランキングへ
Prodeced by かもめ針灸治療室
2006年02月21日
この記事へのトラックバック
いつもありがとうございます。
側に歯型がつく状態は「歯痕(しこん)」、舌に割れ目がある状態は「裂紋(れつもん)」といいます。
歯痕は舌のむくみ、裂紋は体内の水分不足のあらわれ、と考えられます。むくみは水分の貯留が原因ですので矛盾するようですが体の中は複雑です。のどが渇きやすくないですか?
ヘモ値は6を切ると理想的ですね。食事と運動とストレスに注意して生活すれば大丈夫ですよ。事故にも気をつけてお仕事頑張ってください。