免疫能力を高める
名古屋市立大学の渡仲三教授が行った実験があります。
ネズミを3群に分けて、肝臓の毒である四塩化炭素と
いう物質を致死量与えます。
1群は毒を与えてからハリをします
2群は毒を与える前にハリをします
3群には何もしません
結果は、
何もしなかった3群のネズミは100%死亡して
肝臓の細胞もメチャメチャになります。
前もってハリをした2群のグループは50%生存
しました。
毒を与えてからハリをした1群のネズミも、半分が
生き残ることが確かめられました。
ハリにより免疫能力が高まり、解毒作用が強まった
ためと考えられます。
白血球の数が増加する
血液は赤血球、白血球などからできています。
これらの血液成分のうち、白血球は外部からの細菌と
戦う力を持っています。
体の中に細菌が侵入してくると、血管の外に出て
細菌を殺してゆきます。ですから体の中の白血球が
充分で、活発である限り、伝染性の病気には
かかりにくいということです。。
原志免太郎博士や青地正徳博士らによる実験によれば、
ハリ治療では約1、5倍に、きゅう治療では2〜3倍
にも白血球が増加することが確かめられています。
風邪の季節にお灸をすると引きにくくなったり、
治りが早いのはこうした働きによるものと言えます。
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※不思議の世界「鍼」(小川春通著)を参考にしました。
Prodeced by かもめ針灸治療室
2006年02月15日
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