2006年02月04日

鍼灸医学の起源

太古の時代、祖先は病気やケガに対して、なすすべもなく
苦しんだと思います。腹痛に襲われたときには、おなかを
さすったり、なでたりしながら治まるのをじっと待つ、
それくらいしか方法はなかったでしょう。

我々も急な腹痛のとき、無意識のうちにおなかに手が行きます。
さすっていると不思議に痛みが軽くなります。
これが「手当て」の語源だといわれています。

経絡図.jpg

へその横には「天枢(てんすう)」「大横(だいおう)」
というツボがあり、整腸作用があります。
頭痛の時にはコメカミを押したくなります。
ここは「太陽(たいよう)」というツボです。
このようにして祖先は長い歴史の中で多くのツボを
みつけていったのでしょう。

さらに幾世紀を経て、動物の骨やとがった石で、
つついたり刺したりするやり方を考えだしました。
これが「ハリ」の始まりです。

さらにケガの傷やできものを、火で焼いて早く治すことを
知りました。これが「きゅう」の始まりです。

気の遠くなるような長い試行錯誤の中で、
効果のないものは淘汰されていきました。
消えてゆくツボ、新しく見つけたツボ、そうやって現在に至っています。

やがて散在していた情報を、体系だて、理論をつけて
完成したのが2500年前の中国。何世紀にもわたって、大勢の人の努力でまとめられたものです。


このように鍼灸医学は経験医学であり、遠い祖先が残してくれた貴重な財産といえます。
紀元前に書かれた本が現在も治療の指針として活用されているのです。

Produced by かもめ針灸治療室







posted by かもめ at 21:23| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 東洋医学・鍼灸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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