おくりびととは、亡くなられた方の体を清め、身支度を整えてあの世に送り出す納棺師のことです。
都会で夢破れ、故郷の山形に戻ってきた元チェロ奏者が、ひょんなことから納棺師になり物語はスタートします。
テーマは重いのですが、不思議な温かさに包まれ、笑いと涙の連続のうちにあっという間に2時間が過ぎてしまいました。
こんないい映画が観れて、とても幸せです。
妻いわく、「ハンカチ、もう1枚持ってくるんだった。」
身近な人を亡くされた経験のある方には、その時の思い出と重なってしまうかもしれませんが、流れた涙の後には清々しい気持ちがこみ上げてくるのではないでしょうか。
人間、死んだら終わり、ではなくて、
死ぬということにも生きていることと同じくらいの意味がある。
思い出は、より凝縮されて、残された人の心で生き続けるのだから…。
そう思わせてくれる映画でした。
脇役陣がまた、みんな素晴らしかったですねぇ〜。
とくに笹野高史さん演じる火葬場のボイラーマンのセリフ。
「こっちとあっちの間には門がある。死ぬということはそこをくぐり抜けていくだけ…。
そのうち向こうで会おうなぁ。」
そう言いながら点火スイッチを押すシーンでは涙腺が壊れてしまいそうでした。(爆)
そして全編を通しバックに流れるチェロの調べ。
荘厳な音色にもすっかり魅せられてしまいました。
チェロっていいですねぇ。
一度弾いてみたいなぁ。

まだ観てない方のため、これ以上はやめておきましょう。(笑)
実はかもめ、一度だけ経験があるのです、おくりびとの…。
といっても、納棺師とではなく看護師の手伝いですが…。
鍼灸学校の学生の時、老人病院で夜間のアルバイトをしていた頃の話です。
その話はいずれまた…。^^)
今日は松竹映画の宣伝マンになってしまいました。(爆)
『おくりびと』←予告編はこちら
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第32回モントリオール世界映画祭でグランプリを受賞したと聞いて
近いうちに足を運ぼう と思ってました。
笹野高史さんは「武士の一分」でも良い味出てましたね。
「おくりびと」いつかあなたも「おくられびと」・・・
「ポニョ」が見たかったのですが
主人に反対され(2人だけで見に行くには恥ずかしい)と・・・
「おくりびと」にしようかしら・・・・
そうなんですか、映画祭でグランプリですか。
納得できます!
大げさかもしれませんが、私の死生観が変わりました。(ホント、十分おおげさ!笑)
サトさんへ
サトさん、涙もろそうですから、もし行くならハンカチ2枚ね。(爆)
チェロアンサンブルが
心に、体に響きましたね。
この映画は峰岸さんを送る作品にもなってしまいました、残念です。
サウンドトラックCDが出たら、ぜひ欲しいなぁと思っています。^^)