2008年07月13日

息子からのプレゼント

久しぶりに我が家に帰った23歳の息子から父の日プレゼントをもらった。

「遅ればせながら、 気持ちだけ。」

そう言いながら差し出したコンビニの袋には、缶ビール1本と小袋入りのつまみが入っていた。

父の日プレゼントにしてはチョットささやかすぎるが、なにしろ貧乏青年なので私にとってはそれなりに感激である。(笑)

彼は都内にアパートを借り、アルバイトで生計を立てながら夢を追っている。

その夢とは……漫画家になること。爆弾



漫画家になりたいと言い出したときはさすがに驚いたが、あまり反対はしなかった。

小さい頃から絵が好きで、ケロッピ(サンリオのカエルのキャラクター)などを毎日飽きもせずに書きまくっていたし、小学生の頃には妹を主人公にしたマンガを描きあげてみせてくれた。

たわいもないストーリーでしたが感心したものです。(将来、売れっ子になったときプレミアがつくかもしれなので取ってあります。爆)

そうはいってもとりたてて絵がうまいわけではなく、作品コンクールで大きな賞を取ることもなく、描くのが好きなだけ、そんな感じの子だった。

だから漫画家になりたいと言い出したときは、
「ウーン、やっぱりそうか。」、そんな気持ちと
「オイオイ本気かよ。」という心配の両方があった。

勉強もスポーツもそんなに好きでなさそうでしたから、
「ま、いいか。やりたいことがはっきりあるんだったら納得するまでやらせよう。」

親も楽観的というか…。笑)



考えてみれば厳しい世界に飛び込んでしまったものだ。

日本のアニメやマンガは評価が高いが、だからといってそれで喰っていけるかどうかは別問題。

プロを目指し、日々ガンバッテいる予備軍はゴマンといる。
絵がうまいだけではダメで、ストーリーを作り、それを展開させる文才、セリフのセンスなども必要。

それに加えて“運…”。



そんなことなど考えると、息子をこんな世界に送り出してよかったのかと、親の気持ちは揺れ惑うが、本人はいたって純粋に突き進んでいるようである。

いろんな面で不器用だが、性格の素直さと意志の強さは親の私をはるかに超えている。

専門学校も新聞配達で学費を稼いで卒業した頑張り屋だから、必ずや夢をかなえるに違いない。



いつの日か、プロデビューしたら発表しますから、皆さん、本買ってくださいね。(爆)

その時には父の日プレゼントのビールはケースでもらうことにしよう。^^)

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posted by かもめ at 18:18| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | エッセイ・日々の雑文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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